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【勝手口の鍵交換】勝手口の鍵は交換すべき?判断材料や交換方法について画像付きで説明

投稿日 2022.05.03
更新日 2023.12.24
【勝手口の鍵交換】勝手口の鍵は交換すべき?判断材料や交換方法について画像付きで説明
【目次】

    空き巣の多くは無施錠の窓や扉から侵入しているという統計があります。住宅において無施錠だったり防犯性能が低い鍵が設置されている代表的な場所が勝手口です。下見の段階で勝手口の鍵の有無や簡単な鍵かを確認する空き巣犯は多く、勝手口の防犯性を高めるのは安全な住まいの実現において大変重要。今回は勝手口の鍵交換に関する判断材料や交換方法を説明します。

     

    よく一緒に読まれる記事

     

    勝手口の交換は自分で出来る?業者に依頼した場合と自分で交換した場合の違い

    防犯強化や不具合等の理由で勝手口の鍵を交換する場合、業者に依頼するのと自分で交換するのはどちらがいいのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

    鍵は防犯にも関わる大事な家の機能なので、基本的には業者に頼るのがおすすめです。取付けが不十分なために誰でも鍵が開けられる状態になってしまったり、家から締め出されてしまうケースもあるので、自分で取り付けることでリスクが高まる危険もあります。

     

    ここでは業者に依頼した場合のメリット、デメリット、自分で鍵を交換した場合のメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。

     

    業者に依頼して交換した場合のメリット

    自分で適合する鍵を探さなくていい

    鍵を取り付けるにあたってはドアの形状に合うもの、既存の取り付け部にできるだけそのまま取り付けられるものなど、不具合なく取り付けられるものを選ぶ必要があります。

    既存と同じものを故障のために付句会えるだけであればトラブルが少ないかもしれませんが、古い鍵だとすでに生産終了しており同じ型番がない場合もあります。また、防犯性を高めるために別種の鍵に変える場合は、その鍵が取り付け可能かの判断も必要です。素人が適合する鍵を探すのは難しいですし骨が折れます。業者に依頼をすることで、鍵の取り付け技術だけでなく、鍵に関する知識を活用できるでしょう。

     

    色々な提案を貰える

    取り付けるドアの形状や用途によっては、既製品の取り付けよりも修理やオリジナル鍵作製の方が良い場合があります。業者に依頼すれば勝手口の状況を見て最適な提案をしてくれるので、取り付け後に目的を満たせなかった、また別の鍵に交換することになったというリスクを防げます。

     

    鍵の交換作業を全てしてもらえる

    鍵の種類によっては取り付けの際に多くの工具が必要だったり、そもそも交換が難しいものもあります。業者であれば全て対応可能です。また、鍵は単に取り付ければいいというものではなく、取り付け方によって鍵が綺麗に動作するかが決まります。業者の適切な取り付けにより鍵が綺麗に動けば、金属の摩耗が減り鍵が長持ちするという利点もあるのです。

     

    業者に依頼して交換した場合のデメリット

    作業費用がかかる

    業者に依頼した場合のデメリットとしては、作業費用がかかる以外のデメリットは見当たりません。どうしても費用をかけたくない、鍵について知見を深めたい場合以外は業者に依頼したほうがいいでしょう。作業の労力や時間もかかりません。

    業者に依頼した場合のメリット、デメリット

     

     

    自分で交換した場合のメリット

    作業費がかからないので、業者に依頼するよりも安い

    自分で鍵を交換する場合は鍵の購入費用だけで済みます。出費を極力抑えたい方はまずは自分でやってみると考えるのも自然です。

     

    錠前の分解方法が分かるようになる

    自分で交換することで錠前の分解方法がわかるようになります。鍵の仕組みに関しても理解が深まるので、次回以降鍵の交換が発生したときに初回よりも早く正確に交換できるでしょう。DIYが趣味の方にとっては楽しく感じられるかもしれません。

     

    自分で交換した場合のデメリット

    交換するための準備が大変

    鍵の交換はドライバーだけで済む場合もあればプライヤーなどの工具がないと交換が難しい場合もあります。事前に必要な器具を調べて購入する必要があるので、鍵を交換するまでに予想外の出費や時間がかかることも珍しくありません。

     

    交換用の部品を間違える可能性がある

    鍵を交換する場合、違う部品を購入してしまうと取り付けができずに無駄な出費になります。また、一度取り外してしまった後に部品を間違えたことが判明すると、正しい部品が手に入るまで再度の取り付けができない場合もあります。特に勝手口に使われるような鍵は特殊なものもあるためそもそも部品代が高額の上、再度取り付けができるまでの間は勝手口のリスクが高まります。

     

    交換後のサポートがない

    業者に依頼をすると、保証期間に定められている数か月から1年ほどは不具合があった時にサポートしてくれる事が多いです。しかし自分で交換した場合は特にサポートがないため、また時間と労力をかけて不具合を解消する必要があります。

    自分で交換した場合のメリット、デメリット

     

    勝手口の鍵交換はいくら?費用相場をご紹介

    勝手口と一言にいっても様々なタイプのドアがありますし、さらにそれにつける鍵ということになるとメーカーや適合タイプなどによって何百種類もの鍵があります。一概にこの値段とは言えませんが、鍵の種類による交換費用の価格帯は下記を参考にしてください。また、鍵穴が2箇所ついている場合は、ご紹介する金額よりも高くなることが多いです。

     

    ギザギザした鍵

    ギザギザした鍵

    よく見るギザギザした鍵でも現在ではピッキング対策された物が殆どです。鍵交換の価格帯は鍵の中でも安価で作業費と部品代で15,000円~30,000円前後です。これまで特段問題が発生していない勝手口であれば、まずはこのタイプでもいいかと思います。

     

    ディンプルキー

    ディンプルキー

    ディンプルキーはくぼみのような穴が空いているタイプの鍵です。ギザギザの鍵よりも防犯性が高く、しかも鍵を挿入する際に向きを気にしなくていいので利便性が高いのも特徴。価格帯は作業費と部品代で20,000円~35,000円前後となっています。

     

    ドアノブと一体型になっている鍵(インテグラル錠)

    握り玉(インテグラル錠)

    ドアノブの握る部分に鍵穴がある、鍵穴とドアノブが一体型の鍵をインテグラル錠といいます。この鍵の特徴はドアでなくドアノブによって鍵をかけるので、経年劣化や気候などでドアが劣化しても鍵には影響しない点。鍵交換の価格帯は作業費と部品代で15,000円~35,000円になる事が多いです。さらに、インテグラル錠のディンプルキーなどは部品代が高くなる傾向があります。

    ドアノブの交換などに関しては以下のページでもご紹介しているので、ドアノブ部分の交換をしたいかたは参考にしてください。

    ドアノブの交換

     

    マグネットキーや内溝キーなどの特殊な鍵

    マグネットキーシリンダー

    マグネットキーは磁力で施錠解錠するキー、内溝キーは主に車に使われることが多く、どちらも防犯性が非常に高い種類の鍵です。もちろん勝手口に設置すれば高セキュリティが実現できます。鍵交換の価格帯は作業費と部品代で20,000円~50,000円。合鍵の複製が非常に難しいため、万が一紛失した場合は高額な費用がかかります。

     

    電子錠・電気錠

    電子錠

    電源が電池式の物を電子錠、電源が配線式の物を電気錠と言います。電気錠を追加する場合はドアの交換と室内からの配線による電気工事が必要になるので、住宅により費用が全く異なるため相場はありません。電子錠の場合は扉に合った製品を取り付けるだけで取り付けられるため、作業費と部品代で50,000円~100,000円が鍵交換費用の相場です。

     

    勝手口の鍵交換は必要?勝手口の鍵を交換すべきかの判断材料

    勝手口はキッチンについた外に出るドアのことをいいます。そもそも勝手口の鍵交換は必要なのでしょうか。仮に故障して開かなくなったとしても、勝手口をそもそも全く使っていないのであれば閉めっぱなしにしておいても問題ないです。そもそも開かないのであれば侵入のリスクは低いでしょう。

    しかし、勝手口がせっかくあるなら使用頻度は少なくとも使う人の方が多いのではないでしょうか。勝手口が使えるメリットはキッチンからゴミ出しなどに直接いけることがまず挙げられます。生ゴミの袋を持って玄関まで行きたくない人は多いはず。さらに、勝手口があれば買い物してきた食材をキッチンに直接運べるのも便利です。緊急時の出口にもなりますし、単純に外に出る動線が増えます。靴が汚れていて玄関を汚したくない場合などに勝手口があれば気兼ねせず入れます。

    このように普段の生活で利用している勝手口に鍵がかからないと、空き巣、居抜き被害に遭う可能性が出てきます。勝手口を使っているのであれば故障に気付いた際の鍵交換は必要です。

    また、勝手口の鍵を失くして、どこに落としたのか分からない場合も早急に鍵交換をした方が良いです。鍵を空き巣に拾われてしまうと侵入被害に遭ってしまいます。

     

    勝手口の鍵交換はどこまで交換すべき?

    何か問題があって勝手口の鍵交換が必要になったとして、具体的にどこを修理したり交換する必要があるのでしょうか。鍵交換と一言に行っても目的によって交換する部位が違います。交換する部位を間違えると、交換しても意味がない、費用が多くかかってしまう等の問題が起きるため、必ず下記の内容を確認しましょう。

     

    鍵紛失などで、鍵を変更したい場合

    鍵紛失などで、鍵を変更したい場合

    鍵紛失をした場合は合鍵があるから大丈夫というわけではなく、実は鍵が盗難に遭っていたり犯罪者に拾われていたりで侵入のリスクが高い状態です。急いで鍵を変更しましょう。

    特に不具合が出ているわけではないので、古い鍵が使えなくなるように鍵穴の交換をすれば大丈夫です。

     

    鍵が回らないなど、不具合が発生している場合

    鍵が回らないなど、不具合が発生している場合

     

    不具合の原因を切り分けることで、どの部品を交換したらいいかが分かります。シリンダーが不調な場合はシリンダーの交換、錠ケースが不調な場合は錠ケースの交換をします。ドアフレームやデッド、ストライクにぶつかって鍵が回らない場合は、鍵交換しても改善しないため、デッド、ストライクの位置調整が必要です。ここからは詳しい不具合の切り分け方法を解説します。

     

    鍵が回らない不具合の切り分け方法

    ①ドアを開けたまま鍵を開け閉めする

    鍵が回るなら、ドアフレーム、デッド、ストライクが原因の可能性が高いです。鍵が回らないなら②を確認します。

     

    ②室内からも室外からも開かないのか確認

    室内から開かない場合はサムターンの不具合、室外から開かない場合はシリンダーの不具合。室内、室外の両方から開かない場合は錠ケースの不具合の可能性が高いです。

     

    勝手口の鍵を自分で交換する方法

    ここからは勝手口の鍵を自分で交換する具体的な手順を説明します。鍵穴のみの交換であれば自力でもなんとかなるかもしれませんが、錠前一式交換やハンドルが付いている鍵はやはりハードルが高い印象です。

    ここからは錠前の部位に関する専門用語が出てくるため、錠前の部位の名称についてご紹介します。こちらを見ながら交換方法を確認してください。

    錠前の構造

     

     

    鍵穴のみの交換

    鍵穴(シリンダー)のみの交換は下記の手順で行います。今回はLAタイプと呼ばれるシリンダーの交換方法をご紹介します。

    ①ドア側面についている錠ケースのフェイスというプレートを外す

    ケースロックの交換手順①

    錠ケースに2か所ビス付いているので、プラスドライバーでビスを外しましょう。錠ケースのフェイスと呼ばれる金属板が取れます。もしペンキや錆びでフェイスが取り外せない場合は、マイナスドライバーなどを隙間に入れて浮かせて取り外しましょう。

     

    ②錠ケースから固定ピンを取り外す

    ケースロックの交換手順②

    フェイスを取り外すと、錠ケースに4本のピンが入っているのが見えます。4本のピンの内、鍵穴側のピンを2本外しましょう。ピンを外すと鍵穴が取り出せます。取り出す際は鍵穴が転がり落ちないように支えながらピンを取り外すと良いでしょう。

     

    ③逆の手順で鍵穴を付ける

    ケースロックの交換手順③

    取り外した時と逆の手順で、新しい鍵穴を取り付けましょう。ピンが入りづらい場合は、鍵穴を奥まできちんと押し込みながら、ドライバーの柄の部分でピンを叩くと入りやすくなります。

     

     

    ドアノブ(インテグラル錠)交換

    ドアノブ(インテグラル錠)交換は下記の手順で行います。ドアノブの取り外し方は製品によって異なります。

    ①室内側ドアノブを取り外す

    ドアノブを取り外すための、鎌のような工具は購入する製品の中に取付用工具として付属で入っています。

     

    ②室外側のドアノブを取り外す

    インテグラル錠の交換手順②

    手順①で室内側のドアノブを取り外すと、台座が見えます。この台座に2本のビスがついているのですが、このビスが室外側のドアノブを固定するビスです。ビスを取り外して室外側のドアノブを取り外しましょう。

     

    ③錠ケースを取り外す

    インテグラル錠の交換手順③

    ドアを開けて横から見ると錠ケースがあります。錠ケースはビス2本で固定されているケースが多いため、ビスを取り外しましょう。ビスを取り外すと錠ケースをドアから取り出すことができます。錠ケースは

     

    ④取り外した時と逆の手順で取り付ける

    インテグラル錠の交換手順④

     

     

    以下のページではインテグラル錠や、その他のドアノブの形状をした錠前の交換方法を図を使って詳しく説明しています。もし、ドアノブが付いているのにインテグラル錠ではなかった場合は、以下のページを参考にしてみてください。

    【ドアノブの交換】適合するドアノブの調べ方、自分で交換する方法

     

    錠前一式交換

    ドアについている鍵の器具を全部取り外した後に、ドアの横についている錠ケースのビスを緩めて錠ケースを取り外すという流れです。適合する製品選定が難しく、非常にハードルが高いため、このレベルまでくると自分で行うよりも業者に頼んだ方が間違いありません。

     

    メーカー別!勝手口に付いている事の多い鍵

    勝手口の鍵を交換する上では、もともとついている鍵のメーカーと型番を確実に把握することが大切です。どのような鍵がついていることが多いか紹介します。

    MIWA

    美和ロック株式会社のブランドMIWA。勝手口にはLA、LSP、BH、LZ1、LZ2というタイプが使われることが多いです。

    【MIWAの鍵】鍵の特徴と自分で交換できる鍵・鍵の種類の見分け方

    GOAL

    株式会社ゴールのブランドGOAL。勝手口にはAD、TXというタイプが使われることが多いです。

    【GOALの鍵】鍵の特徴と自分で交換できる鍵・鍵の種類の見分け方

     

    SHOWA

    株式会社ユーシン・ショウワのブランドSHOWA。ケースロックやインテグラル錠を多く扱っています。

    【SHOWAの鍵】鍵の特徴と自分で交換できる鍵・鍵の種類の見分け方

     

    ALPHA(アルファ)

    株式会社アルファのALPHA。インテグラル錠を多く扱っており、ケースロックやインテグラル錠が付けられる場合が多いです。

     

    リクシル(トステム)・YKK AP・三協アルミなどのサッシメーカー

    サッシメーカーの刻印の入った鍵が勝手口についていることもあります。しかし、実際にはMIWAやGOALのような大手鍵メーカーの製品であることが多いため、交換の際にはどの鍵が適合するのかよく調べる必要があります。以下のページではTOSTEM(トステム)、LIXILの鍵交換について詳しくご紹介しています。もしご自宅の勝手口に付いている鍵がTOSTEMやLIXILでしたら参考にしてみてください。

    トステムの鍵交換費用!玄関の鍵の交換・費用・相場について

     

    勝手口の防犯ならディンプルキーへの交換がオススメ

    勝手口の防犯を高める理由で鍵を交換する場合、どの種類の鍵を選んだらいいのでしょうか。

    勝手口は家の裏手にあたる場所に設置されているため、家の立地によっては空き巣が発見されずらく侵入経路として狙われやすいリスクがあります。できるだけピッキング及び鍵の破壊が難しい鍵を選べば、侵入に時間がかかるため高い防犯効果になります。

    防犯性が高く、かかる費用もある程度押さえられるのがディンプルキーです。ディンプルキーをピッキングするのは難しいため、短時間で屋内に侵入しようとするならドアを壊さなければなりませんが、大きな音が出るため空き巣にとって発見される可能性が上がります。ディンプルキーというだけで敬遠されるので防犯性に気を遣うならディンプルキーへ交換した方が良いです。鍵穴だけディンプルキーにする場合も、基本的には各メーカーから適合するディンプルキーが発売されています。

    GOAL V18シリンダー

     

    勝手口の鍵交換ならカギ本舗へ

    勝手口の鍵交換を自力でやるケースだと、2割から3割の方が鍵交換で間違った部材を買ってしまったり、取付方法を間違ってドアを傷つけてしまっている印象です。鍵の交換や取り付けは住宅の安全を守るため緊急性が高い工事ですので、ミスをそのままにしておくことはできません。結局ご自身で直せずに私どものような業者に頼むことになるケースを何度も見てきました。時間や手間がかかるだけでなく費用も余計にかかってしまいます。

    こういった失敗をしないためにも、交換に不安があるかたはカギ本舗にご依頼ください。カギ本舗では年間数千件の鍵交換を対応しており、大手住宅メーカーや保険会社からも依頼をいただいております。経験豊富なプロの手で鍵交換をいたしますので、非常に綺麗に取り付けができ、長く鍵を使っていただく事ができます。当社で交換した鍵については、何かあった際、1年間の保証サービスが付いておりますので、安心してご利用ください。

     

    カギ本舗での鍵交換事例

    ・事例1

    依頼内容:勝手口の鍵が故障しているため交換したいとご依頼をいただきました。

    作業内容:現地で確認したところ、U-Shin SHOWAのインテグラル錠が付いており、鍵穴の問題で不具合が発生していました。ご依頼通り鍵交換で直るため、その場で交換作業をしました。

    料金:23,100円

    作業時間:30分

     

    ・事例2

    依頼内容:勝手口の鍵を失くして

    作業内容:MIWAのLZの鍵が折れてしまったため、鍵交換希望。

    料金:22,000円

    作業時間:20分

     

    ・事例3

    依頼内容:勝手口の鍵交換

    作業内容:MIWAのBHのシリンダーが回らないという事だったが、修理可能だったため、修理で対応。

    料金:16,500円

    作業時間:40分

     

    勝手口の鍵交換を業者に依頼した時の流れ

    勝手口の鍵交換はどのような流れで進むのでしょうか。当社を含め大体どの業者も下記のような流れで進みます。

    勝手口の鍵交換を依頼した時の流れ

    ①業者に電話をする

     

    ②症状や作業依頼の内容を伝えて、訪問日時の約束をする

    この時に料金の内訳を確認しましょう。正確な料金は現場を見てからになりますが、現場に呼んだ時点で出張費やキャンセル料が発生する場合もあります。また、現金以外にカードや電子マネーでの支払いが可能かも確認しておきましょう。

     

    ③作業員が来たら、勝手口の鍵を見てもらい、正確な見積を提示してもらう

    どのような鍵が取り付けられるのか、要望をもとに提案してもらいます。この時に今より防犯性を高めたい等しっかり伝える必要があります。正確な見積もりが出て問題なければ契約完了です。

     

    ④実際に作業をしてもらう

     

    ⑤動作確認をする

    動作確認では室内と室外から鍵を開け閉めして問題なく動くかどうか確認します。不具合を残さないためにドアを閉めた状態で確認しましょう。

     

    ⑥費用の支払いをして完了

    何かあった時のために名刺などを貰っておくといいでしょう。保証期間中に何かあったときの連絡先やパンフレットなどもしっかり保管しましょう。

     

    勝手口の防犯対策全般について説明

    勝手口の防犯対策全般について説明

    勝手口がそもそもなぜ狙われるのかというと、

    ・表玄関に比べて目立たない

    ・開口部が大きく窓より通りやすい

    ・玄関より防犯対策が甘い

    ・そもそもドア自体が脆弱

    ・鍵の閉め忘れが多い

     

    上記のような要素があるのが理由です。見つかりにくく簡単に侵入できるのが勝手口の特徴なので、ここをどう解消するかが勝手口の防犯対策といえます。

     

    空き巣の手口を知る!ピッキング、サムターン手法で鍵開け!正しい防犯知識

    鍵屋の見た空き巣・空き巣の下見ポイント!当てはまればすぐ対策を!

     

    防犯性能を上げる為に出来る事

    勝手口の防犯対策を上げるためには、鍵を開けるのに時間がかかる、そもそもピッキングが難しい、ガラスを破壊できない、不審者がいたらすぐ発見できるようにすれば良いです。具体的な方法を紹介します。

     

    1ドア2ロック

    ワンドアツーロック

    ドアノブがあるドアの真ん中だけでなく、もう一箇所鍵穴がをつけるのはシンプルですが有効です。2か所ついていれば鍵を開けるための作業が2倍になるため、空き巣が諦め易くなります。

     

    ピッキング対策された鍵

    ピッキング対策された鍵

    ディスクシリンダーや20年以上前のピンシリンダーが付いている場合は、新しい鍵穴に交換しましょう。ギザギザの鍵のようなシンプルなピンシリンダータイプでも現在発売されている住宅用の鍵は殆どがピッキング対策されています。新しい製品にするだけで防犯性能が高まるのです。余裕があればディンプルキーを検討するのがいいでしょう。

     

    鍵の種類と鍵穴一覧

     

    ガラスへの破壊対策

    ガラスへの破壊対策

    勝手口がガラス部分があるタイプのドアだと、鍵近くのガラスを破壊してそこから室内の鍵を開けて侵入する方法が使われてしまいます。防犯ガラスにして対策しましょう。勘違いされている方が多いですが、強化ガラスや網入りガラスは防犯効果がありません。ハンマー等で簡単に破壊できます。防犯ガラスにする事が大事です。

     

    センサー・防犯アラームの設置

    センサー・防犯アラームの設置

    不審者を感知するセンサーが作動したり防犯アラームが鳴り響けば、空き巣が驚いて逃げる場合があります。セコム等のホームセキュリティを設置していれば何か異常を感知すれば警備員が駆けつけるため、侵入先として敬遠されます。

     

    まとめ

    勝手口は空き巣に狙われやすいなどリスクもありますが、上手に使うことでの利便性も高い出入口です。安全に便利な活用をするためにも勝手口の防犯性能を高めてはいかがでしょうか。

    カギ本舗では勝手口の鍵のトラブルに24時間365日問い合わせ対応しております。勝手口の鍵交換なら是非「カギ本舗」にご用命ください。

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    藤原

    カギ本舗で作業員、兼作業員の教育を担当をしている藤原です。 皆さんの鍵のトラブルをいち早く、安心して解決できるよう取り組んでいます。日本ロックセキュリティ協同組合が検定をしている錠施工技師の3級認定技術資格者。

    よくあるご質問

    Q勝手口の鍵を交換すると、いくら費用がかかるのか心配です。費用を教えていただけますか?
    お電話をいただく際に、鍵のメーカーやドアが引き戸か開き戸かなどをお聞きしております。情報をいただければ概算見積が可能な場合がありますので、ご相談ください。
    Q勝手口の鍵は玄関の鍵と仕組みが違うのですか?
    基本的には玄関の鍵と同じような仕組みの物が多いです。ただし、仕組みが同じなだけで、付いている錠前は、玄関とは異なる事が多いです。
    Q勝手口の鍵は家の裏側にあるので、防犯性の低い鍵が付いていても大丈夫ですか?
    勝手口には防犯性の高い鍵を付けるべきです。勝手口は死角になっている住宅も多いので、泥棒としては一目に付かずに犯行に及べるため、狙われやすくなります。
    Qカギ本舗に依頼した場合、当日中に勝手口の鍵交換はできますか?
    殆どの場合は、当日中に交換可能です。サッシメーカー専用の鍵でないと交換できないなど、特殊な事例の場合は発注になる可能性があります。
    Q自分で鍵交換をしたら大変ですか?
    交換作業自体は素人のかたでも十分可能な事が多いです。ただし、必要な部品選びなどは素人のかたでは難しい場合があります。また、正確に取り付けないと防犯性が発揮できない鍵などもあります。不安なようでしたら、カギ本舗にご依頼ください。

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