鍵が壊れたり、鍵の調子が悪い時、自分で鍵交換をしたいと考えたことはありませんか?
プロの鍵屋に頼めば確実ですが、費用や時間を考えると二の足を踏むこともありますよね。
今回の記事では、自分で出来る鍵交換に必要な道具や、手順、注意点といったプロの知識をご紹介します。
参考にしてみて難しいを思われた方は、プロにご相談することをおすすめします。
交換する鍵・シリンダーの選び方と交換に必要な道具
自分で鍵交換をする場合は、鍵について理解し、適切な鍵を選び、道具をそろえるという工程があります。
順序ごとにご説明します。
【現在ついている鍵のメーカーと型番を調べる】
始めに、現在ついている鍵のメーカーと型番を調べましょう。
メーカー名や型番はプレートに記載されています。
ドアの側面から見ることで確認することができます。
プレートには、通常は上にメーカー名、下に型番が刻印されています。
始めに、現在ついている鍵のメーカーと型番を調べましょう。メーカー名や型番はプレートに記載されています。ドアの側面から見ることで確認することができます。プレートには、通常は上にメーカー名、下に型番が刻印されています。
インテグラル錠





鍵を取り付ける方法は、メーカーや型番によって細かな違いがあります。
同じメーカーや型番の鍵なら、取り付け手順を逆に作業していくことで、鍵の取外しができます。
鍵は、メーカーや型番が違っても、ドアに適合するサイズなら問題はありませんが、同じメーカーや型番の鍵の方が作業しやすいためおすすめです
【ドアの規格を測る】
同じメーカーであり同じ型番の鍵を使用する場合は必要ありません。
しかし、別のメーカーや異なる型番の鍵を使用する時は、ドアの規格を測る必要があります。
測定する場所は、ドアの厚みと、バックセットの長さ、フロントの長さと厚み、ビスピッチです。
ドアの厚みは、定規やメジャーなどを使用して、ドアの側面の装飾を除いた鍵部分だけを測ります。
バックセットは、ドアの取っ手がある面の端から鍵の中心までの距離を指します。
フロントは、ドアの側面の板を指します。
フロントの厚みと長さを測りましょう。
フロントにはプレートがあり、ビスで固定されています。
ビスとビスの間隔をビスピッチと呼びます。
ビスピッチの測り方は、ビスの中心からもう一つのビスの中心までを測ります。
この4箇所のサイズを測定することで、メーカーや型番が違う鍵も選ぶことが可能になります。
正確に測定することが大切です。

【ドアに合った鍵を購入する】
ドアに合った鍵を、ホームセンターやインターネットなどで購入しましょう。
ホームセンターなら、鍵を手にとって見ることができるので分かりやすいです。
不明点があった場合に、店員に質問することもできます。
しかし、お店によっては該当する鍵を取り扱ってない場合や、在庫がない場合があります。
ホームセンターが取引しているメーカーである場合、取り寄せができますが、時間がかかることが多いです。
業者向けの商品を多く取り扱っているホームセンターがおすすめです。
インターネットで鍵を購入する場合は、実物を確認できないので、型番など間違いがないように慎重に選びましょう。
インターネットならば、鍵の種類も多く扱っていたり、安く購入できる場合があります。
鍵専門のネットショップで探すことで、該当する鍵をみつけることができる可能性があります。
プレートの刻印に対して一つの鍵タイプだけでなく、複数の鍵タイプがある場合があるので、鍵の形状を確認して購入する必要があります。
ドアに適合する鍵が分かったら、価格や防犯機能、見た目にも考慮して選ぶと良いでしょう。
シリンダーには、複数の種類があり防犯機能や価格に差があります。
自分に合ったものを選びましょう

【交換に必要な道具をそろえる】
自分で鍵を交換するために必要な道具をご紹介します。
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・ペンチ
プラスドライバーやマイナスドライバーは、すでに持っている方も多いかもしれません。
ビスの大きさにあったプラスドライバーやマイナスドライバーがない場合は購入することをおすすめします。
ペンチはマイナスドライバーの代用として利用できます。

自分で鍵を交換する時の手順と注意点!
マンション・アパートなどで自分でシリンダー部分の鍵交換をする時の手順と注意点についてご紹介します。
■手順1
プラスドライバーを使って、ドアの側面にある鍵部分のプレートのネジを外します。
■手順2
ドアの側面のプレートを外します。
■手順3
プレートが外れると本体が見えます。
本体にあるシリンダーを押さえながら、マイナスドライバーかペンチを使用して、シリンダーをとめているピンを抜きます。
(扉の外側上下のピンがシリンダーを固定しています。間違って室内側のピンを外さない様気をつけましょう)
■手順4
ピンを抜くことでシリンダーが外れるので、シリンダーを取り外します。
■手順5
新しくつけるシリンダーを取り出して、裏側をよく確認します。
鍵の本体の上下に穴があるので、シリンダーの上下の出っ張りを合わせて、押しながら取り付けます。
■手順6
シリンダーをとめていたピンを再び押し込みます。
差し込みにくい場合は、シリンダーをつまんで左右に動かしながら、ピンを差し込みましょう。
■手順7
ドアの側面にプレートをネジで取り付けます。
■手順8
鍵をシリンダーに差し込み、スムーズに回すことができるかを確認します。
ドアの内側についている鍵の開け閉めをするサムターンが上手く動くかも確認しましょう。
ドアを開けた状態での確認だけでなく、ドアを閉めての施錠が上手くいくかも点検してください。
他にも鍵の種類によって、いくつか交換の方法はありますが、基本的にはネジで止まっているだけの場合が多いため、サムターン側についているネジを外してあげれば取り外せることが多いです。
全体の工程としては、シリンダーを止めているネジやピンをはずして、シリンダーを外してから、新しいシリンダーを取り付け、外したネジやピンを取り付けるという工程です。
一見すると簡単な作業にも感じますが、鍵交換を自分でする場合は注意点があります。
第一に、新しく買う鍵は本当にメーカーや型番があっているかという点です。
メーカーや型番はアルファベットで表記されているため間違えやすくなっています。
鍵を取り付ける時に合わなかったということがないように、しっかりと確認してから取り付けましょう。
間違った鍵をつけようとすることで、鍵を壊してしまう可能性があります。
シリンダーは鍵の複製を防ぐために返品できないことがほとんどです。
せっかく購入した鍵が無駄にならないように、慎重に購入しましょう。
そして、鍵の交換は慎重に行なうことが大切です。
鍵の構造や名称をきちんと理解してから始めることが理想です。
鍵を取り外す時にスムーズにいかず、無理な力を加えることで、鍵を壊してしまう可能性があります。
鍵以外のドアや周りの部分を壊すこともあります。
ドアや鍵が壊れてしまうと、即座に生活に支障がでてしまいます。
上手くいかない時は、手を止めて何度も確認して無理な力はかけないように作業してください。
錠前やシリンダーの種類によっては、取り付け方法が異なる場合もあります。
どうしても上手くいかない場合は、作業を止めることが重要です。
作業中は、つい夢中になってしまいがちですが、ネジやピンなど細かい部品の紛失に気をつけましょう。
作業していたら、知らない間にネジがなくなっていた経験をもつ方も多いと思います。
ネジやピン取り外したら、すぐに紛失しない場所に保管するなど、気を配って作業すると良いでしょう。
適合するメーカーや型番の鍵を選び、取り付けも成功したのに、鍵を回すと重い、引っかかりがあるという場合があります。
この場合はシリンダーではなくて錠前に問題がある可能性があります。
シリンダーが錠前に合わない、説明書を見たけれど理解できないなどは、多く見られる失敗例です。
自分の知識では解決できない状態になったら、作業を止めましょう。
自分では無理と判断したら・・・鍵業者に依頼する!

または、もともと機械が苦手で、失敗が怖くて自分では鍵交換はしたくない方もいます。
鍵は安全を守る大切なものなので、絶対に失敗したくないと思う方が多いのも当然です。
そんな場合は、無理をせずに鍵交換を行なっているプロへ頼むことが一番良い選択です。
鍵交換のプロへ頼むことのメリットについてご紹介します。
■楽さ
まず第一に、鍵交換をプロに頼むと楽であるというメリットがあります。
自分で鍵交換をする場合は、自分で鍵の種類を調べて、鍵を探して、購入して、取り付けるといった長い工程があります。
それなりに時間と労力がかかります。
しかも、失敗する可能性もあるといった難しさを含んでいます。
自分で鍵交換をして途中で止まってしまった場合も、対応してくれるので楽です。
プロの鍵交換なら、全国対応や年中無休など、いつでもどこでも対応してくれるので予定が立てやすくて楽です。
電話での問い合わせ窓口があれば、事前に鍵の情報を伝えたり、不明点を聞けるので、解決までの時間を短縮できます。
また、見積もりをしてもらうことで必要な費用が明確になるので利用者にとっては楽です。
プロに説明を受けることで安心感もありますし、素早く鍵交換してくれるのが良いです。
このような自分にかかる負担を考えるとプロに頼むことが一番楽であることは明白です。
■道具・交換する鍵を自分で探さなくて良い
鍵交換のプロは、お客様に部品を調べてもらうことをしません。
現場に行って、寸法や錠前の種類などを確認します。
そして、交換できる部品から、お客様の予算や用途や合った鍵を紹介していきます。
つまり、全てプロにお任せなので、鍵交換に必要な道具や鍵を探す必要はありません。
ちょうど良いサイズの道具を探したり、ドアにあった鍵を探すことは、思っている以上に時間のかかることなので、時間をうかせることができます。
また、鍵を間違えて購入してしまうリスクがなくなるのが、良い点であるといえます。
■アフターサービスで安心
自分で鍵交換をした場合、取り付けた数日後に鍵が開かなくなったり、閉められなくなることもあります。
プロの鍵交換では、取り付けをする時に、ドアがスムーズに開閉できるようにメンテナンスを行います。
そして、シリンダーを交換した後に不具合が起こっても保証してくれます。
急に鍵が開かなくなったり、閉まらなくなったら、とても困ります。
プロの鍵交換ならアフターサービスがあるので、安心して任せることができます。
■防犯性能や利便性を考えての提案をしてもらえる
シリンダーには、ディスクシリンダーや、ピンシリンダー、ディンプルシリンダー、ロータリーディスクシリンダーといった、防犯性に違いにあるものがあります。
ディンプルシリンダーは、構造が複雑で防犯性の高い鍵です。
値段は、他のものに比べて高くなります。
ローターリーディスクシリンダーは、ディスクシリンダーの改良版として登場した鍵で、防犯性が高くなっています。
このように、防犯性が高い鍵が登場しています。
鍵が壊れたり、調子が悪くなった場合、どうせなら防犯性の高い鍵に変えたいと思う方も多いでしょう。
自分で鍵交換をする場合は、知識が少ないために鍵選びに迷ってしまいます。
しかし、業者の鍵交換なら、豊富な知識で適応できる防犯性能の高い鍵や、希望にあった鍵を選んでくれます。
まとめ
自分で出来る鍵交換のポイントについてご紹介してきました。
最近は、DIYがとても人気があります。
自分で作ったり直したりすることはとても楽しいものです。
鍵交換も勉強した上で慎重に取り組めば可能であることがわかります。
しかし、難しいと感じたり行き詰まったら、鍵交換の業者に判断をまかせるべきでしょう。
自分が買った鍵が利用できる場合もあるので、ぜひ問い合わせてみてくだい。
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