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玄関の鍵交換費用の相場は?補助金や交換方法も解説

投稿日 2023.06.20
更新日 2024.09.29
玄関の鍵交換に関する費用相場と交換方法のアイキャッチ画像
【目次】

    鍵の不具合だったり、玄関の防犯性を上げるために玄関の鍵交換をしたいという方は多いと思います。今回はそんな方向けに、鍵交換費用の相場感や交換方法について具体的な例を挙げながら分かりやすくご紹介していきます。

    鍵交換の依頼をしたい、自宅の鍵交換費用をもっと具体的に知りたいという方はカギ本舗にご相談ください。カギ本舗ではお客様のご自宅の情報をお聞きして、精度の高い電話見積が可能です。「〇〇〇円~」と最低金額しか電話案内しない業者が多いですが、カギ本舗では電話の段階である程度の具体的な鍵交換費用がご提示可能です。

    カギ本舗への電話相談はこちらの画像をクリック

    鍵交換にかかる費用はどうやって決まる?

    鍵屋などに鍵交換を依頼する場合、鍵交換にかかる費用は出張費、作業料金、部品代、夜間早朝料金の合計で決まります。自分で鍵交換をする場合は、部品代と工具代の合計で決まります。

    鍵交換費用の内訳を紹介した画像

    ただし、以下の場合は上記以外にも費用がかかる可能性があります。

    • ドアが開けられない場合
    • 鍵穴以外にも不具合が出ている場合

    鍵交換はドアが開いている状態でないと出来ないため、鍵紛失や故障でドアが開けられない場合は鍵開け作業の費用も追加でかかります。鍵開けはピッキングが効くような鍵なら15,000円~23,000円ほど費用がかかることが多く、ピッキングが効かない防犯性の高い鍵の場合は23,000円~33,000円ほど費用がかかることが多いです。鍵開けの方法や費用に関しては以下のページでもご紹介しています。カギ本舗にご連絡いただければ、鍵開け費用や鍵の交換費用に関して総合的なご案内が可能です。

    【鍵の開け方】鍵別に自分で開ける方法といざという時の対応方法を説明

    また、鍵を紛失しただけの場合は鍵穴だけの交換でも問題ないですが、鍵が回らないなどの不具合が発生している場合は、鍵穴以外で不具合が起きている可能性があるため、鍵穴以外の修理や交換をしないと症状が改善せず、その分の費用がかかってしまう可能性があります。

    鍵交換の費用と相場

    鍵屋に鍵交換を依頼した場合、どんな費用がどの程度かかるのかご紹介します。

    賃貸物件や分譲マンションでの鍵交換費用の相場

    集合住宅のドア

    アパート・マンションなどの集合住宅の玄関に付いているような鍵穴を交換する場合、交換する部材によって費用が大きく変わります。賃貸物件で鍵交換をする場合、ドアの形状は開き戸でMIWAかGOALというメーカーの鍵穴が付いている可能性が高いです。この場合の鍵交換にかかる作業料金と部品代の相場は以下になります。

    作業内容 費用感
    ギザギザした鍵への交換 16,500円~27,500円
    ディンプルキーへの交換 27,500円~38,500円
    ハイセキュリティシリンダーへの交換 27,500円~55,000円
    錠前一式の交換 33,000円~77,000円
    鍵の修理 16,500円~25,300円

    これらの金額はあくまで一般的な鍵交換の場合で、特注品や海外製のより防犯性能の高い鍵に交換する場合は、より費用が大きくなります。また、マンションのオートロックと連動した自宅の鍵穴を交換したい場合は追加で数千円かかり、受注生産品になるため納期が1か月前後かかる場合が多いです。

    賃貸物件の鍵交換については以下のページで詳しく紹介しています。

    賃貸物件の鍵交換の費用は借主が負担する?知ると得する費用に関する知識

    一軒家の鍵交換費用の相場

    戸建て住宅のドア

    一戸建て、一軒家の鍵交換の場合、アパート・マンションと比べてドアの種類や鍵のメーカーの組み合わせが多様です。錠前の種類によってはここでご紹介する金額よりも費用が高くなることが多いため、業者にきちんと費用面を相談して交換すると良いでしょう。現在一戸建ての鍵交換をする場合、殆どの場合は防犯性の高いディンプルキーへの交換がオススメされます。ディンプルキーは防犯性も高く、ギザギザした鍵よりも耐久性も高いため長く使い続ける一戸建ての住宅に最適です。一戸建て、一軒家の鍵交換費用の相場は以下になります。

    作業内容 費用感
    引き戸の鍵交換 27,500円~44,000円
    ギザギザした鍵への交換 16,500円~27,500円
    ディンプルキーへの交換 27,500円~38,500円
    ハイセキュリティシリンダーへの交換 27,500円~55,000円
    錠前一式の交換 33,000円~99,000円
    電子錠への交換 55,000円~165,000円
    鍵の修理 16,500円~25,300円

    上記は作業費と部品代を合わせた金額の相場になります。TOSTEM、LIXIL、YKK APなどのサッシメーカー向けの鍵を交換する場合や、装飾錠(サムラッチ錠)などの特殊な錠前の場合は上記の金額よりも若干費用が高くなることが多いので注意が必要です。

    トステム、LIXILの鍵交換については以下のページで詳しくご紹介しています。

    トステムの鍵交換費用!玄関の鍵の交換・費用・相場について

    また、装飾錠(サムラッチ錠)の鍵交換については以下のページで紹介しています。

    サムラッチ錠の鍵穴を交換したい!DIYで交換する方法や廃番になっている時の対応について

    鍵交換費用が高い場合のチェックポイント

    鍵交換費用が予想以上に高いと感じた場合、その原因を探るためのチェックポイントがいくつか存在するのでご紹介します。

    まず、交換後の鍵の種類を確認しましょう。例えば、ディンプルキーや電子錠などのハイセキュリティな鍵は、一般的なギザギザした鍵に比べて鍵交換費用が高くなる傾向にあります。防犯性がそこまで要求されない場所で鍵交換をする場合は、一般的なギザギザした鍵に交換できないか相談することで費用が大幅に安くなる可能性があります。

    次に交換範囲を確認しましょう。鍵を変更したいだけならシリンダー交換で問題ないですが、錠前交換で見積が出ている場合は錠前一式分の部品代がかかるため、部品代が高くなっている場合があります。シリンダー交換については以下のページで詳しくご紹介しています。

    シリンダー交換について

    また、作業時間が長い場合や、特殊な工具が必要な場合も費用が上がります。鍵交換に伴って鍵開けが必要な場合や、ドアに加工しないと交換ができない場合は作業時間が長く、特殊な工具も使う可能性が高いです。どういった作業が発生するのか具体的に確認しておくことで、提示された料金が適正な物なのか判断ができるようになります。

    最後に、業者の選び方も重要です。見積もりを複数の業者から取ることで、相場を把握することが可能です。詳細なヒアリングをしてくれる業者なら、電話の段階である程度費用を提示してくれますので、費用を検討する際の参考にしてみましょう。

    鍵交換費用を最小限に抑えるための方法

    日中に訪問してもらうよう依頼をする

    鍵交換をする上で、出張費と夜間早朝料金がかかる場合があるというお話をしましたが、日中に依頼をすることでこれらを節約できます。日中に依頼をすれば夜間早朝料金が節約できるのはすぐに納得できると思いますが、実は出張費も抑えられる可能性が高くなります。深夜まで対応をしている鍵屋などではシフトを組んで対応をしていますが、やはり夜間の場合の方が作業員の人数が少ないことが多く、依頼を受けた際に遠方にいる作業員が出張する可能性が高まります。日中に依頼をすれば近場に作業員がいるので出張費がかからないが、夜間だと遠方から出張するため費用が数千円高くなるという事もあるため、急ぎでない場合は日中に訪問してもらうよう依頼をした方が鍵交換の費用が安く済みます。

    補助金・助成金を利用して鍵交換費用を抑える

    地方自治体では防犯対策に関する補助金・助成金制度を設けている場合があり、防犯性の高い錠前に交換する際に、費用を補助してくれる制度になります。各自治体ごとに取り扱いが異なるので、鍵交換をする際に自治体の制度を確認するといいでしょう。

    また、補助金・助成金を申請するにあたって補助金と助成金の違いについても知っておくと良いです。補助金も助成金も原則返済義務のないお金で、申請条件を満たすことで受け取ることができます。大きな違いとしては、助成金は条件を満たしていればお金を受け取る事ができますが、補助金に関しては条件を満たしていてもお金を受け取れるとは限らないということです。補助金の場合は申請期間や件数が限定されており、審査で落とされてしまう場合があります。

    自治体で鍵交換に関する補助金・助成金を受け取れる例をご紹介します。2023年時点での例になり、受け取るための条件などもありますので、詳細は各自治体にご相談ください。

    自治体 制度名 内容
    東京都港区 住まいの防犯対策助成事業 助成金額 上限を1万円として、対象経費の2分の1の金額を助成。
    東京都荒川区 荒川区住まいの防犯対策補助金交付制度 対象経費の2分の1の金額を助成。作業内容によって上限金額あり。
    東京都中央区 住まいの防犯対策助成 居住する住宅に対して、新たに行う対象となる防犯対策で、その防犯対策に要した経費(消費税を含む。)が5千円以上のものです。
    一住宅につき1回限りです。
    茨城県日立市 日立市安全・安心・住まいる助成制度 助成率:3分の1、限度額:10,000円
    愛知県犬山市 防犯対策費補助金 防犯対策(住宅対象)に要した費用(消費税含む)の2分の1(100円未満切り捨て)、10,000円を上限
    栃木県宇都宮市 住宅改修費補助金 必須工事費10万円以上を含む住宅改修工事費(必須工事+選択工事)の10パーセント(上限10万円)
    三重県飛鳥村 飛島村防犯対策補助金 購入金額および設置費用の2分の1の額、または20,000円のいずれか低い額。補助金額が20,000円に達するまで何度でも補助が受けられます。

    上記以外にも補助金、助成金を設けている自治体はありますので、自分のお住まいの地域でそういった助成金が無いか探してみましょう。

    鍵交換のタイミングと理由

    玄関の鍵は私達の生活にとって非常に重要なものですが、具体的にどんなタイミングで鍵交換をすべきなのかご紹介します。

    セキュリティ向上のための鍵交換

    玄関などの防犯にとって重要な場所の鍵は、防犯性を担保するために定期的に鍵交換をするのが推奨されています。鍵と泥棒の技術は常に進化しており、定期的に鍵交換をすることで最新の防犯技術を取り入れることができます。一般的には鍵の寿命は10年ほどと言われていますので、10年経った鍵はまだ動作しているとしても交換するといいでしょう。

    また、自宅についている鍵の防犯性が低い場合は、早急に鍵交換をするべきです。防犯性の低い鍵の例として、以下のようなピンシリンダーとディスクシリンダーがあります。

    ディスクシリンダーとピンシリンダーの画像

     

    ピンシリンダーとディスクシリンダーはピッキングという手法で短時間で開けることができます。特にディスクシリンダーは2000年頃に大量にピッキング被害が出た鍵穴で、現在は廃番品となっています。鍵穴だけを最新の防犯性が高い製品に変えることもできるので、鍵交換交換費用も比較的安く済みます

    引越し後の鍵交換

    中古の一軒家を購入した際や、賃貸住宅に新しく入居する際は鍵交換をすることが一般的です。基本的に住宅から退去する際に鍵は全て返却することになるのですが、以前の持ち主が勝手に合鍵を作成している可能性もあるため、そういったリスクを排除するためには鍵交換をするのが最も確実な方法になります。

    賃貸物件の鍵交換の費用に関しては、管理会社や大家さんが負担するのが一般的ですが、法律で定められている訳ではないため契約書の内容がどうなっているのかによって誰が費用負担をするのか変わってきます。中には入居時ではなく退去時に鍵交換を義務付ける契約になっている場合もあるため、以前の入居者が鍵交換をしているか管理会社に確認すると、入居時の費用負担を減らせる場合があります。

    鍵の紛失や不具合による鍵交換

    鍵が劣化して正常に機能しなくなったり、故障・紛失したりした場合も鍵交換が必要です。鍵が正しく機能しないと施錠や解錠が困難になり、家から締めだされてしまったり、鍵を閉めることが出来ないなど、セキュリティ上のリスクが生じる可能性があります。鍵の開け閉めが完全にできなくなってしまってから鍵交換をしようとしても、ドアを開けられないと交換作業ができなくなってしまって余計な解錠作業が発生するため、鍵の調子が悪い場合は早めに鍵交換をするようにした方が良いでしょう。

     


    鍵交換時の法律や管理会社への相談

    賃貸物件に入居する際の鍵交換に関するトラブル

    賃貸物件に入居する際は鍵交換をするのが一般的です。入居者は退去する際に鍵を管理会社に返還するのですが、勝手に合鍵を作ってしまっている場合もあるためです。そのため、新しい住宅に入居する際には、以前の入居者が糧に侵入するのを確実に防ぐために、鍵交換をすると良いです。この鍵交換の費用ですが、誰が費用負担をするかでトラブルになることがあります。

    国土交通省で公開している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン 」では、賃貸人が鍵の交換費用を負担するのが良いとされています。ただし、あくまでガイドラインとして公開されているだけなので法的拘束力はありません。民法601条では「賃貸借は、当事者の一方がある物の使用及び収益を相手方にさせることを約し、相手方がこれに対してその賃料を支払うこと及び引渡しを受けた物を契約が終了したときに返還することを約することによって、その効力を生ずる。」と記載されています。この収益というのは賃借人が安心して過ごせる環境を提供することと法的に解釈されていますので、鍵に関する明らかな不具合やリスクがある場合は管理会社が費用負担をするのが相当と考えられます。ただし、契約書の特約などで賃借人が費用負担をする旨が記載されていれば、そちらが優先される場合もあるため、契約書をよく確認してから賃貸契約をしましょう。

    賃貸物件に入居中の鍵交換に関するトラブル

    入居中に鍵に不具合があったり鍵を紛失してしまった場合は鍵交換をすることになります。この時、管理会社や大家さんに相談せずに勝手に鍵交換をしてしまうと、後日トラブルになってしまい、退去時に再度鍵交換費用を請求される場合があります。賃貸物件の所有者は大家さんになっており、勝手に鍵交換をすると他人の所有物に勝手に手を加えてしまうことになるためです。

    また、民法606条では、「賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない。」と記載されています。経年劣化による鍵の不具合の場合は基本的に大家さんが費用負担をすることになっていますので、必ず相談をしてから鍵交換を手配してもらいましょう。

    ご依頼から鍵交換までの流れ

    ご依頼から鍵交換までの流れについて、初めての方でもわかりやすく解説します。カギ本舗で対応する例として、以下のような流れで対応していくことになります。

    ①カギ本舗へ電話

    まずはカギ本舗のコールセンター(0120-657-999)へお電話ください。

    ②コールセンターのスタッフがご相談内容をお伺い

    カギ本舗のオペレーターがご用件をお伺いします。鍵交換の場合や、交換したい理由などをお聞きして、どんな対応をすべきなのかご案内いたします。また、現在付いてる鍵の情報をいただければ、どんな鍵に交換できるのか、費用がどのぐらいかかるのかもご説明させていただきます。

    ③カギ本舗の作業員が出張で訪問

    現地に訪問して、加工の有無などを確認し、正確な費用をお伝えします。この時に新しく付ける鍵穴の外観や、鍵が何本付いてくるか等細かい確認をしましょう。費用や施工内容に問題がなければそのまま依頼をします。

    ④鍵交換をする

    カギ本舗の作業員が丁寧に鍵交換を行います。鍵の種類によっても変わりますが、交換にかかる時間は30分から60分程度で終わることが多いです。

    ⑤作業員とお客様で動作確認

    鍵交換が終わったら、作業員と一緒に鍵の動作確認をし、施工に問題が起きていないか確認します。動作確認では室内と室外から鍵を開け閉めしてスムーズに動作するか確認することになります。

    ⑥お支払い

    動作に問題が無いことが確認できたら、その場で精算をします。カギ本舗では、現金、各種クレジットカードでの決済が可能です。

    鍵交換におけるメーカーと種類

    主要な鍵メーカー紹介

    MIWA(美和ロック)

    MIWA(美和ロック)は国内でトップシェアを誇る国産の鍵メーカーです。国内でのシェアは約60%ほどと言われています。防犯性の高い鍵を多数発売しており、他メーカーもMIWAの錠前に適合するシリンダー(鍵穴)を発売しています。賃貸物件や一戸建て、一軒家にもMIWAの鍵は多く採用されています。

    MIWAの鍵交換については以下のページでご紹介しています。

    >>【MIWAの鍵】鍵の特徴と自分で交換できる鍵・鍵の種類の見分け方

    GOAL(ゴール)

    MIWAに次ぐシェア率を誇る国産の鍵メーカーです。関西方面ではMIWAよりもシェア率が高いと言われています。従来からあるギザギザした鍵のピンシリンダーから、防犯性の高いディンプルキーまで多数発売しています。

    GOALの鍵交換については以下のページでご紹介しています。

    >>【GOALの鍵】鍵の特徴と自分で交換できる鍵・鍵の種類の見分け方

    U-Shin SHOWA(ユーシン ショーワ)、MinebeaShowa(ミネベアショーワ)

    U-Shin Showaは株式会社ユーシンの子会社です。親会社のユーシンがMinebea社に買収され、U-Shin Showaは現在MinebeaShowaに社名が変わっています。一戸建て、一軒家の物件で内溝キーというU-Shin Showaの特殊キーが採用されているのをよく見かけます。

    TOSTEM、LIXIL(トステム、リクシル)、YKK AP(ワイケーケー エーピー)

    TOSTEMは現在はLIXILに名前が変わっています。LIXILとAKK APは鍵メーカーではなく、サッシメーカーです。LIXILやYKK APの刻印が入った鍵が発売されていますが、中身はMIWA、GOAL、U-Shin SHOWAといった国内の主要メーカーが製造しています。鍵メーカー側もLIXILやYKK AP専用のシリンダーを発売しています。

    TOSTEM、LIXILの鍵交換については以下のページでご紹介しています。

    >>トステムの鍵交換費用!玄関の鍵の交換・費用・相場について

    鍵の種類と特徴

    ディスクシリンダー

    ディスクシリンダー錠
    防犯性が低いギザギザした鍵で、この鍵が付いている場合は早急に鍵交換をした方がいいです。2000年頃にピッキング被害が多発し、ニュースにもなりました。現在は廃盤になっており、より防犯性の高いロータリーディスクシリンダーやディンプルキーに交換できます。

    ピンシリンダー

    ピンシリンダー
    従来通りのギザギザした鍵になります。鍵の片側にギザギザした刻みが入っていることが特徴です。ピッキングが可能な鍵ですが、最近発売されるピンシリンダーの中にはアンチピックピンという防犯対策された部品が採用されていることが多く、アンチピックピンが入っている場合はピッキングは難しく防犯性が高い鍵になります。

    ロータリディスクシリンダー

    ロータリーディスクシリンダーの画像
    複雑なピン構造とロッキングバーの採用により、防犯性が高い鍵になります。比較的安価に交換することができ、合鍵の作製も容易なため賃貸の集合住宅、店舗、法人などで多く採用されています。

    ディンプルキー

    ディンプルキーの画像
    ディンプルキーは防犯性能の高いシリンダーになります。鍵穴の中に立体的にピンが配置されており、ピッキング耐性と耐鍵穴壊し性能が高く、合鍵作成難易度も高いため、長く使う戸建ての住宅などで多く採用されています。現在防犯性が高い鍵に交換する場合はディンプルキーがオススメです。

    内溝キー

    内溝キーの写真
    内溝キーはディンプルキーと同じように防犯性能の高いシリンダーになります。MinebeaShowaが発売しているWXシリンダーなどが有名です。

    カードキー

    カードキーの画像
    カードキーはアナログな仕組みで動くタイプと、電気的な仕組みで動くタイプがあります。どちらも防犯性が高く、複製の難易度が難しい鍵になります。電気的な仕組みで動くタイプのカードキーの場合、カードの登録、抹消を自分で行えるため、鍵紛失時などに鍵交換をしなくても素早く対応できます。お子様がよく鍵をなくすご家庭にオススメの製品になります。

    暗証番号

    暗証番号の錠前画像
    暗証番号で解錠するタイプの錠前はピッキング等も効かないため防犯性が高いです。自分で番号変更もできるため、定期的に暗証番号を変更することで防犯性能を常に保つことができます。

    生体認証

    生体認証の画像
    指紋や静脈パターンを使う錠前になります。ピッキングなども効かず、登録した人間しか開けることができないため非常に防犯性が高いです。指紋認証などの場合は怪我などで動作が安定しないことがあります。企業などの重要な施設に取り付けられる鍵になります。

     

    鍵交換を自分でするか業者に依頼をするか

    鍵屋に依頼するメリットと選び方

    自分で鍵を交換するのではなく、鍵屋に交換を依頼するメリットは以下になります。

    ・自宅に適合する鍵を正確に知ることができる

    ・殆どの場合は当日中に鍵交換ができる

    ・自分で交換に必要な工具を買わなくてもいい

    ・より防犯性を高くする方法や、安くする方法などを鍵屋に相談できる

    ・正しい手順で鍵を交換してくれるので本来の防犯性を発揮できる

    ・万が一不具合が起きた場合でもアフターフォローをしてくれる

    これらのメリットから鍵屋に依頼した方が自分で鍵交換するよりも安く交換できる場合が多々あります。

    防犯性能の向上

    鍵を交換することで防犯性を向上させることができます。最新の鍵に交換するだけでも防犯性は向上しますし、鍵屋に相談することで、自宅に取り付け可能で、より防犯性の高い鍵を教えてもらうことができます。メーカーなどに相談すると同じメーカーの製品しか教えてもらえない事がありますが、鍵屋に相談した場合はメーカーを跨いだ横断的な知識があるため、海外製で堅牢な鍵なども教えてもらうことができます。

    鍵屋を選ぶポイント

    鍵屋に依頼をする場合は、きちんと信頼のおける鍵屋に依頼をする必要があります。レスキュー商法でぼったくり価格を提示するような鍵屋を避けるべきなのですが、ぼったくり鍵屋にある特徴をご紹介します。

    賃貸物件の場合の注意点

    賃貸物件の鍵交換をする場合は勝手に鍵交換をするとトラブルになるため注意が必要です。大家さんや管理会社に相談することで費用を負担してもらえたり、マンションの専属業者を紹介してもらえて安く鍵交換をできる可能性もあるので必ず管理会社か大家さんに相談してから鍵交換をしましょう。

    DIYで自分で鍵交換に挑戦する

    鍵交換をする場合、安く交換をしたい場合は自分で交換することが考えられます。ただし以下のリスクがあるので、鍵屋に依頼してしまった方が確実に交換でき、場合によっては自分で交換するよりも安く交換できます。

    ・自宅に適合しない鍵を購入してしまう可能性がある

    ・鍵交換に必要な工具を自分で購入する必要がある

    ・鍵交換の手順を自分で調べる必要がある

    ・交換時に間違った手順で交換をすると防犯性が発揮できない可能性がある

    ・交換に失敗してもアフターフォローがない

    自宅の玄関に適合しない、間違った部材を買ってしまうと無駄な出費になりますし、交換に必要な工具を揃えるのも費用がかかります。また、間違った交換方法をしてしまうと防犯性を発揮できず、簡単に空き巣の侵入を許してしまうことになります。自分で正確に部品の選定ができ、交換方法もきちんと自分で調べられて、アフターフォローなしでも問題を解決できる人でないとDIYはオススメできません。

    鍵交換に必要なシリンダーをホームセンター等で購入

    自分で鍵交換をする場合、鍵交換に使うシリンダーはホームセンターやインターネット通販で購入することができます。ホームセンターで購入する場合は、実物を見ながら寸法などが合っているか確認できるため、製品の買い間違えが比較的少ないです。ただし、世の中に出回っている鍵の種類は膨大な数になるため、全ての部材はホームセンター側でも入手することができず、よく販売される部材のみ販売している状態です。ホームセンターで交換用のシリンダーが見つからない場合は鍵専門のインターネット通販サイトで購入することになります。

    インターネット通販では、ホームセンターで取り扱っていないようなシリンダーを入手することが可能です。詳細な寸法などを記載している通販サイトで購入すれば、買い間違えのリスクも減らすことができます。ホームセンターのように実物を見る事ができないため、自分で細かい寸法を全て測って適合するシリンダーかを調べることになります。

    鍵交換に必要な工具

    鍵交換を自分で行うために必要な物は以下になります。

    ・プラスドライバー

    ・マイナスドライバー

    また、交換する製品によっては六角レンチ、プライヤー、精密ドライバーなどが必要になる場合もあります。廃盤になってしまった製品を交換する場合は、既存の穴を隠さないと室内が見えてしまう場合もあるため、この場合はエスカチオンプレートという穴を隠す部材も必要になります。

    鍵交換の手順

    ・自宅に適合する部材を調べる

    自宅に適合する錠前を調べます。錠前の種類によって調べ方は異なりますが、錠ケースの刻印とドアの厚みの組み合わせで適合する錠前を調べられることが多いです。

    刻印の見方やドアの厚みの調べ方は、以下のページでも紹介していますので参考にしてください。

    玄関の鍵交換は自分で出来る?注意が必要なデメリット6選。錠前を図解で解説!

    ・部材ごとの交換方法を調べる

    取り付けする部材ごとに交換方法は異なります。そのため、インターネットなどで錠前の名前で検索をすると交換方法などが見つかる場合が多いです。また、製品によっては購入した部材の中に取り付け方法の説明書が入っている場合もあります。

    ・鍵交換に必要な工具を購入する

    交換の手順を見て、必要な工具を揃えます。交換作業中に工具を買いにいくと、その間家が無防備になるため予めきちんと工具を揃えておきましょう。

    ・鍵穴を交換する

    鍵穴を交換します。ドアが開いている状態でないと交換できないので、ドアを開けながら作業をするのですが、作業途中でドアを開け閉めするとドアを開けられなくなってしまう場合があるので、必ず交換作業を終えてからドアを閉めましょう。

    ・ドアを開けた状態と閉めた状態で動作確認をする

    ドアを開けた状態で動作確認をした後に、ドアを閉めた状態で動作確認をします。ドアを閉める前に、窓や勝手口などの別の場所を開けておくことで、万が一玄関が開け閉めできなくなっても家から締め出される危険がなくなります。

    不具合による鍵交換なら修理も視野に入れる

    鍵が回らない、鍵がささらない、鍵を回すときに引っ掛かりを感じるなどの不具合が起きている場合は、修理をしてしまった方が費用が安く済む場合が多いです。特に使用年数が10年に満たずに不具合が出てしまった場合は、耐用年数未満で不具合が出ているので錠前の摩耗が少ない事が多いです。修理をすれば新品同様に使用できるので修理を試してみて、改善しないなら鍵交換をしましょう。通常、鍵屋に修理した場合は修理で直った場合のみ費用が発生する事が多いため、修理を試してから鍵交換をしても遅くありません。

    注意すべき点として、不具合が起きてからすぐに修理を試すことが重要です。不具合が起きている状態のまま無理やり鍵を開け閉めすると、錠前内部の金属が擦り合ってしまい、金属の摩耗が激しくなります。すぐに修理をしていれば三分の一の費用で済んだのに、という案件も非常に多いため、早めに鍵屋に相談をしましょう。

    鍵の不具合内容と原因

    鍵が外からのみ回らない

    室外からのみ鍵が回らない場合は、鍵穴で不具合が起きています。鍵穴の不具合で最も多いのが、鍵穴内部に埃が溜まってしまい鍵の段差を正しく読み取れなくなっている現象です。この鍵穴内部の埃を取り除いた後に、潤滑剤を塗布すれば新品同様に鍵が使えることが多いです。不具合が発生してすぐの場合は、鍵穴にパーツクリーナーを噴射した後に、鍵穴専用潤滑剤を少量塗布することで改善します。不具合が発生して時間が経っていたり、重症になっている場合は鍵穴を分解して内部から鍵穴を洗浄することで改善します。一般のかたが鍵穴を分解すると元に戻せず修理も一切効かなくなることが多いため、鍵穴を分解する場合は鍵屋に依頼しましょう。鍵穴の分解を伴う修理は1.5万円~2.3万円+税で行ってくれる鍵屋が多いです。

    鍵が外からも内側からも回らない

    鍵が室外からも室内からも開かない場合は錠ケースか、ドアの建付けの問題の可能性が高いです。もしドアを開けられるならドアを開けた状態で鍵が回るならドアの建付けの問題、ドアを開けた状態で鍵が回るなら錠ケースの問題になります。錠ケースの問題の場合は、鍵穴の不具合と同様に、錠前を分解してパーツクリーナーを噴霧してから鍵穴専用潤滑剤を少量塗布することで改善します。ドアの建付けの問題が起きている場合は、ドア側のデッドボルトとドアフレーム側のストライクと呼ばれる部品の位置がずれて鍵の開け閉めができなくなっています。そのためストライクの位置を調整することでスムーズに鍵が動くようになります。

    鍵が空転する

    鍵が空転してしまう場合は修理が効かないことが多いです。通常、鍵は限界以上に回る事が無いように作られています。そのため、鍵が空転するということはストッパーになっている金属が破損している状態になるため、錠ケースか鍵穴(シリンダー)の交換が必要になります。

    鍵交換で防犯性能をアップする方法

    ピッキング防止の鍵に交換

    家の鍵を交換する場合、最低でもピッキング対策された鍵に交換することが重要です。2000年頃に大量にピッキング被害が出た関係で現在発売されている鍵の多くはピッキング対策された鍵になりますが、万が一自宅に付いている鍵がピッキング対策されていない場合は空き巣の恰好の餌食となり、数分で家に侵入されてしまいます。ピッキング対策された鍵はいくつかありますが、ピンシリンダー(アンチピックピンが採用された物)、ロータリーディスクシリンダー、ディンプルキー、内溝キー、カードキー、暗証番号などが対策された鍵になります。

    鍵穴を増設

    鍵穴が1個しか付いていない場合は鍵穴を増設し、ワンドアツーロックにすることで防犯性を大幅に上げることができます。防犯性の高いシリンダーを付けることでピッキング被害に対しても効果がありますし、単純に鍵穴の数を増やすとデッドボルト(ドアの閂のような部品)が増えるので、鍵穴やドアを破壊して開ける侵入に対しても効果があります。空き巣などの侵入犯は侵入するのに5分以上かかると7割が諦めると言われているため、ドア全体の強化ができるワンドアツーロックは非常に効果的な防犯対策になります。

    ディンプルキーなどのハイセキュリティシリンダーの導入

    ディンプルキーや内溝キーなどのハイセキュリティーなシリンダーを導入すると防犯性能が向上します。これらの製品は耐ピッキング性能だけでなく、耐鍵穴壊し性能も高く、合鍵の作製難易度も高いため防犯対策として効果的です。また、防犯性の高い鍵は「CP認定錠(防犯建物部品)」として認定されています。これらのCP認定錠は鍵屋でも開けるのが難しい非常に防犯性の高い鍵になるので、防犯性を気にしている場合は、以下のCPマークを見て製品を選ぶといいでしょう。

    CPマークの画像

    参考:日本ロック工業会 – CPマークとは?

    電子錠への移行

    防犯性の高い鍵として、電子錠が挙げられます。ピッキングが効かないのは勿論なのですが、自動施錠機能が付いていたり、鍵を紛失した時にその場で鍵の登録を抹消できるのが強みです。警察庁で公表している「令和3年の刑法犯に関する統計資料 」によると空き巣の侵入方法で一番多いのが無締りのドアからの侵入と言われています。そのため、自動施錠機能が使える電子錠は防犯に非常に効果的です。

    まとめ

    一軒家や賃貸住宅の鍵交換の方法と費用についてまとめてみました。各錠前の費用をご紹介したので、ある程度相場感をご理解いただけたかと思いますが、思ったよりも費用がかかる印象を持つ人も多いと思います。自分で鍵交換をすることも勿論可能ですが、様々なリスクを考慮すると鍵屋に依頼してしまった方が確実、早く交換することができます。

    この記事を読んでも費用面で心配だ、という方はカギ本舗にご相談ください。カギ本舗では他社と違って「〇〇〇円~〇〇〇円」になる可能性が高いと電話概算で提示できます。「〇〇〇円~」と下限の金額しか言わない業者も多く、ぼったくり鍵屋も存在するため、電話の段階である程度の費用説明ができる事がカギ本舗の強みです。

    お電話をお待ちしております。

    玄関の画像
    玄関の鍵交換
    玄関の鍵交換についてご紹介しています。

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    玄関の鍵交換方法
    自分で玄関の鍵を交換する方法についてご紹介しています。

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    引き戸の鍵交換方法
    引き戸の鍵交換方法についてご紹介しています。

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    引き戸の補助錠追加
    引き戸の補助錠を追加する方法を紹介しています。

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    勝手口の鍵交換
    勝手口の鍵交換についてご紹介しています。

    トイレの画像
    トイレの鍵交換
    トイレの鍵交換についてご紹介しています。

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    浴室の鍵交換
    浴室の鍵交換についてご紹介しています。

    ドアノブの写真
    ドアノブの交換
    ドアノブの交換についてご紹介しています。

     

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    藤原 正徳

    カギ本舗で作業員、兼作業員の教育を担当をしている藤原です。 皆さんの鍵のトラブルをいち早く、安心して解決できるよう取り組んでいます。日本ロックセキュリティ協同組合が検定をしている錠施工技師の3級認定技術資格者。

    よくあるご質問

    Q鍵交換の費用は?
    鍵交換の費用は交換する物やドアの種類によって大きく変わります。一般的な鍵の場合、ギザギザした鍵なら15,000円~25,000円、ディンプルキーなどの防犯性の高い鍵だと25,000円~35,000万円程度になることが多いです。 時間帯や地域によっても費用が異なるため、正確な費用が知りたい場合は、鍵屋に相談して電話で概算見積を提示してもらうことをオススメします。
    Q自分で鍵交換できますか?
    はい、可能です。ただし、自宅に適合する錠前を自分で調べる、工具を購入する、正しい手順で取付けないと防犯性が発揮できない等のリスクもありますので、鍵屋に依頼をして交換するのが一般的です。
    Q防犯性の高い鍵はどのようなものがありますか?
    防犯性は耐ピッキング性能、耐鍵穴壊し性能、合鍵の作製難易度で評価されることが多いです。このような観点からすると、ディンプルキー、内溝キー、テンキー・暗証番号等の電子錠が防犯性の高い鍵として挙げられます。
    Qカギ本舗に電話をするとどんな質問をされますか?
    鍵交換を希望するお客様には、場所の市区町村、鍵穴の数、メーカー、鍵の形状(ギザギザした鍵かそれ以外か)、ドアは引き戸か開き戸か、戸建てか集合住宅かをお聞きしています。これらの情報を元に概算費用を提示して、内容に問題なければご依頼するか確認させていただきます。
    Q鍵交換の見積は無料ですか?
    よほど遠方出張が必要な鍵交換でない限りは見積無料で対応しております。

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