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賃貸・アパートの鍵交換費用は誰が負担する?入居・退去・紛失のケース別に解説

投稿日 2023.09.03
更新日 2026.05.06
賃貸物件の鍵交換の費用は借主が負担する?知ると得する費用に関する知識のアイキャッチ画像
【目次】

    アパートや賃貸マンションへの入居・退去時に、鍵交換費用を請求されて戸惑う方は少なくありません。

    国土交通省のガイドラインでは鍵交換費用は原則オーナー負担と示されていますが、現実には契約によって異なります。

    まず「自分のケースは誰が払うか」をフローで確認してください。

    鍵交換費用負担判別フロー

    ケース別の費用負担まとめ

    状況 費用負担の原則 例外・注意点
    入居時(通常交代) 貸主負担 特約で借主負担とする契約が多い。署名済みなら有効
    退去時(通常交代) 貸主負担 特約なければガイドラインどおり貸主負担を主張できる
    鍵の紛失 借主負担 過失によるため。火災保険で補填できる場合あり
    劣化・故障(通常使用) 貸主負担 借主の善管注意義務違反がある場合は例外
    借主が無断交換した場合 借主負担(原状回復も) 契約違反になる。必ず管理会社に相談してから

    国交省ガイドラインと特約の関係

    国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、前入居者の退去に伴う鍵交換は物件管理上の必要から貸主負担が妥当と示されています。

    ただしこのガイドラインに法的強制力はありません。

    契約書に特約があり、重要事項説明で十分な説明がされていれば、借主負担の特約は有効と判断されます(判例あり)。

    実務では「入居時は借主負担、退去時は貸主負担」という運用が一般的です。

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    賃貸物件の鍵交換をするタイミングは?

    賃貸物件の鍵交換をするタイミング

    入居時

    新しい入居者を迎える際、安全のために鍵を交換することが一般的です。前の入居者が合鍵を持っているリスクをなくす目的で、多くの物件では入居前に鍵を交換します。

    ただし管理会社によっては、以前使っていた鍵を別の部屋で再利用するケースもあり、「新品ではない鍵」に交換されることもあります。

    防犯上は問題なくても心理的に気になる場合は、契約前に新品交換か確認してみると良いでしょう。

    入居時の鍵交換については「新居・引っ越し時に鍵交換は必要?–交換しない場合のリスクとメリット」の記事でも紹介しています。

    入居中(鍵の劣化・故障時)

    長く使っていると鍵穴や鍵そのものが劣化し、回りにくくなったり折れてしまうことがあります。

    通常使用による消耗や不具合で交換が必要になった場合は、まず貸主や管理会社に相談しましょう。

    不具合を放置するとトラブルの原因になるため、早めの連絡が大切です。

    退去時

    入居者が退去したタイミングでも、次の入居者のために鍵交換を行うことがあります。

    特に鍵番号(メーカー刻印)を知られていると合鍵を作られるリスクがあるため、基本的に入れ替わり時には交換するのが望ましいとされています。

    退去時に鍵を紛失して返却できない場合も鍵交換が必要になります。その場合の費用は借主負担となります。

    賃貸・アパートの鍵交換費用相場(鍵の種類別)

    鍵の種類別交換費用相場

    鍵の種類 費用相場 備考
    ピンシリンダー錠(ギザギザ鍵) 15,000〜25,000円 賃貸で最も多いタイプ
    ディンプルキー 25,000〜35,000円 防犯性高め。MIWA PR/PS、GOAL V-18など
    カードキー(電子式) 10,000〜20,000円 カード再発行のみで済む場合あり
    ツーロック(2箇所) 上記×約2倍 上下2か所のシリンダーが対象になる

    費用を抑えたい場合は鍵屋への相談がおすすめです。カギ本舗では電話・LINEで事前見積りが可能です。


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    契約書で確認すべき3つのポイント

    確認項目 チェック内容
    ① 特約の有無 「鍵交換代○○円は借主負担」の記載があるか。署名済みなら基本的に有効
    ② 敷金精算の扱い 退去時に敷金から鍵交換費を差し引く旨の記載があるか
    ③ 原状回復の範囲 鍵について触れているか。借主の過失がない限り原状回復費用には含まれない

    鍵交換に関する注意点

    無断で鍵を交換しない

    賃貸借契約の多くでは、借主が貸主の許可なく鍵交換や合鍵の複製を行うことを禁止する条項があります。

    無断交換をすると契約違反となり、退去時に元の鍵への再交換を求められる場合があります。防犯上の理由があっても、必ず管理会社に相談してから対応してください。

    合鍵が必要な場合も同様で、目的や本数を整理したうえで事前に貸主へ相談し、許可を得るようにしましょう。

    鍵を紛失した場合は早めに連絡する

    退去時に返却すべき鍵を紛失していた場合、鍵交換費用は借主負担となります。

    費用は一般的に数万円程度で、敷金から差し引かれるか別途請求されます。

    紛失に気づいた時は早めに警察へ遺失物届を出すとともに、貸主や管理会社へ連絡して相談するのが最善策です。火災保険に鍵トラブル特約が付帯している場合は補填されることがあるため、保険内容も確認してください。

    入居時に鍵交換がされていない場合

    まれに前の入居者と同じ鍵を使い回しているケースがあります。防犯上不安が残るため、速やかに管理会社に鍵交換を依頼してください。

    「借主が費用を負担するので新品に交換してほしい」と提案するとスムーズに進むケースが多いです。費用負担者については事前に確認を取ることが重要です。

    賃貸の鍵交換ならカギ本舗へ

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    カギ本舗では電話の段階で概算費用をご提示しています。「現地を見ないと分からない」ではなく、症状をヒアリングして概算をお伝えできる体制を取っています。

    アパートや賃貸物件の鍵交換・修理はお気軽にご相談ください。

    まとめ

    • 鍵交換費用の負担者は「交換の原因」と「契約の特約」で決まる
    • 借主の過失がない通常の入退去は、ガイドライン上は貸主負担が原則
    • 入居時に特約で借主負担とする契約は広く行われており、署名済みなら有効
    • 紛失は借主負担。火災保険で補填できる場合もあるので確認を
    • 無断交換は契約違反。必ず管理会社に相談してから

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    藤原 正徳

    カギ本舗で現場作業員、兼作業員の教育を担当をしている藤原です。 鍵業界で7年間(2025年時点)活動をしており、皆さんの鍵のトラブルをいち早く、安心して解決できるよう取り組んでいます。 日本ロックセキュリティ協同組合が検定をしている錠施工技師の3級認定技術資格者。

    よくあるご質問

    Q賃貸の鍵交換費用を払わなくてもいいケースはありますか?
    契約書に特約の記載がなく、かつ借主に過失がない場合は貸主負担を求めることができます。ただし交渉になるケースが多いため、契約前に確認しておくのが確実です。
    Q賃貸の鍵をなくしたら費用は必ず自己負担になりますか?
    紛失は借主の過失とみなされるため、原則借主負担です。ただし火災保険に鍵トラブル特約が付帯している場合は補填されることがあります。まず加入している保険内容を確認してください。
    Q賃貸物件で無断で鍵を交換したらどうなりますか?
    多くの賃貸契約では貸主の許可なく鍵を交換することは禁止されており、退去時に元の鍵への再交換を求められるケースがあります。ただし緊急時など事情によっては問題にならないこともあります。トラブルを避けるためにも、交換前または交換後すみやかに管理会社へ連絡しておくのが無難です。
    Q入居前に鍵交換がされていなかった場合は?
    管理会社に鍵交換を依頼してください。「借主が費用を負担するので新品に交換してほしい」と提案するとスムーズに進むケースが多いです。費用負担者については事前に確認を取ることが重要です。
    Q賃貸にスマートロックは取り付けられますか?
    ドアに穴を開けない両面テープ式であれば、多くの場合問題ありません。ただしテープの経年劣化で突然動作しなくなることがあるため、物理的な鍵も必ず携帯してください。退去時には正常に取り外せることが条件です。取り付け前に管理会社への確認を推奨します。

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