ホンダフィットの鍵を今すぐ作成したい！費用や作業の流れについて

投稿日 2023.10.29

更新日 2023.10.29

【目次】

フィットの鍵を紛失してしまったかた向けに、鍵やスマートキーを作成する時の流れや費用についてご紹介していきます。鍵を紛失してしまった場合でも、この記事を読めば何をすれば良いのか、どの程度費用がかかるのか分かるので、自分の予算や状況に応じて最適な方法を選ぶことができるようになります。

フィットの鍵を今すぐ作ってほしいという場合はカギ本舗にご依頼ください。カギ本舗では一般的な鍵だけでなく、イモビライザー付きの鍵、スマートキーなど様々なタイプの鍵に対応しております。電話で費用などもご説明していますので。ぜひご相談ください。

ホンダ車全般のスマートキー作成については以下のページでもご紹介しています。

ホンダのスマートキー作成

フィットの鍵はどんな鍵？

フィットの鍵にはいくつか種類がありますが、イモビライザーが搭載されているかどうかで鍵を紛失した時の対応が大きく変わります。ガソリン車のフィットは初代フィット(GD1/2/3/4型)にオプションでイモビライザーが搭載されており、2代目以降のフィットには全てイモビライザーが搭載されています。また、フィットハイブリッドには必ずイモビライザーが搭載されています。イモビライザーについては以下のページで詳しい内容を紹介していますので、もし気になる方はご確認ください。

イモビライザーとは？仕組みや判別方法について初心者にも解りやすく解説【動画付き】

イモビライザー機能なしの鍵

フィットの鍵には従来のギザギザした形状の鍵は付いておらず、外溝のウェーブキーという鍵が付いています。鍵の表面に波打ったようなカットが施されており、鍵穴の内部構造が一般的なギザギザした鍵よりも複雑になっており、ピッキングの難易度が高い鍵になります。

イモビライザー機能ありの鍵

イモビライザー機能付きの鍵は、見た目は殆どイモビライザー機能なしの鍵と同じです。鍵の柄の部分に大きさ数ミリのトランスポンダという電子チップが埋め込まれています。鍵の部分に「H」、「V」、「L」、「S」、「R」、「G」等の記号が刻印されている場合があります。この記号はトランスポンダの種類によって変わり、この刻印がある場合はイモビライザーが搭載されています。

スマートキー

鍵がスマートキータイプの場合は、イモビライザー機能が搭載されています。エンジンスタート形式は2種類あり、ツイストノブタイプとプッシュスタートタイプがあります。ツイストノブタイプの場合は、イモビライザー機能ありの鍵か、スマートキーのどちらかでエンジンを始動することができます。プッシュスタートタイプの場合はスマートキーでのみエンジンをスタートすることができます。フィットのスマートキーは型式ごとに異なり、見た目が同じでもそのフィットに適合しない事が多々あるため注意が必要です。

スマートキーの中に、緊急用のメカニカルキーと呼ばれる鍵が入っていますが、これはスマートキーの電池切れなどの緊急時にドアを開けるための鍵になります。メカニカルキーではエンジンをかけることはできないため注意が必要です。

フィットにイモビライザーが搭載されているか確認する方法は？

ご自身の乗っているフィットにイモビライザーが搭載されているか確認する方法は、年式である程度判別することが可能です。初代フィット(2001年-2007年)の場合はグレードによってオプションでイモビライザーが搭載されており、2代目以降のフィットにはイモビライザーが全車標準搭載されています。初代フィットでは、2003年10月販売より「1.3W」は標準装備、「1.5T」にオプション装備、2004年6月販売より「1.3Ｗ」・「1.5Ｗ」は標準装備、「1.3Ｓ」・「1.5Ｓ」にオプション装備となっています。

また、フィットにイモビライザーが搭載されている場合、メーター付近で下記のいずれかのセキュリティインジケータ(イモビライザーランプ)が点滅しています。

フィットの鍵をなくした場合は何をするべき？

エンジンがかかる鍵が一本でもある場合

エンジンがかかる鍵が一本でもある場合、とりあえずはその鍵を利用していれば問題ないため緊急の対応はいりません。しかし、鍵は以外に高い物なので、できるだけ鍵を発見した方がいいでしょう。鍵を探す際には警察に遺失届を出すのが良いです。遺失届は最寄りの警察署や交番で提出することが可能です。また、県によってはオンラインで遺失届の申請ができるため、以下のページでオンライン申請に対応している場合はぜひ活用しましょう。

警察庁 – 落とし物の届出・検索

遺失届を申請する際に鍵の特徴(キーホルダーの形や色など)を正確に書いておくと鍵が見つかる可能性が高くなります。どうしても鍵が見つからない場合は、防犯のためにもシリンダーを交換するか、イモビライザー機能付きの鍵であれば鍵の登録を車のコンピュータから抹消することになります。イモビライザーの登録を抹消する場合はディーラーか鍵屋で対応が可能で、手持ちの登録済みの鍵を全て渡し、業者側で全ての鍵を登録し直すことで、持っていない鍵は登録が抹消できます。

また、鍵の本数が減っている状態なので、ディーラーか鍵屋でスペアキーを追加すると今後も安心して車を使うことができます。万が一、エンジンがかかる鍵が一本もない状態になってしまうとスペアキーの作成はできなくなってしまい、鍵の新規登録が必要になってしまうため、スペアキーはきちんと用意した方が良いでしょう。鍵の新規登録をするとスペアキーの何倍も費用がかかることになります。

エンジンがかかる鍵が一本もない場合

エンジンがかかる鍵が一本もない場合は、鍵の新規作成をすることになります。鍵の新規作成はディーラーか鍵屋で対応できます。

エンジンをかける方式が鍵式かツイストノブタイプの場合で、ディーラーで鍵を作成する際は鍵を発注して対応することになるのですが、発注をするためには鍵番号という鍵を識別するための番号が必要になり、納期も1週間から4週間程度かかります。もし鍵番号が分からない場合は鍵を発注することができないため、シリンダーを取り寄せて鍵穴ごと交換することになります。鍵屋に依頼をした場合は、その場で鍵穴から段差を読んで鍵を作成してくれるため、鍵番号が分からなくても対応が可能です。基本的には当日中に鍵を作成をすることができるため、お急ぎの場合は鍵屋に依頼をすることになります。

イモビライザーが搭載されている場合は、車のコンピュータを一旦初期化し、新しい鍵やスマートキーを登録し直すことになるため、紛失してしまった鍵ではエンジンをかけることができなくなります。

フィットの鍵を作成するための費用と納期

ディーラーで鍵を作成する場合

ディーラーで鍵を作成する場合、スペアキーの作成なのか、イモビライライザーが搭載されているのか、鍵の種類はスマートキーなのかによって料金が変わってきます。また、ディーラーは出張で鍵を作成してくれる訳ではないので、車に乗って行けない場合はレッカーでディーラー指定の場所に車を運ぶ必要があります。また、イモビライザー機能ありの鍵を新規で作成する場合、ディーラーだと断られてしまい、鍵屋で作成してもらうよう言われる場合があります。

作業内容	費用感	納期
イモビライザー機能なしの鍵式スペアキー作成	数千円	数日～3週間
イモビライザー機能ありの鍵式スペアキー作成	15,000円～60,000円	1週間～3週間
スマートキーのスペアキー作成	15,000円～60,000円	1週間～3週間
イモビライザー機能なしの鍵の新規作成	数千円+レッカー代	1週間～3週間
イモビライザー機能ありの鍵の新規作成	15,000円～60,000円+レッカー代	1週間～3週間
スマートキーの新規作成	15,000円～60,000円+レッカー代	1週間～3週間

鍵屋で作成する場合

鍵屋で鍵やスマートキーを作成する場合、車がある場所に訪問してその場で作成をするためレッカー代の費用がかからず、その場で鍵を作成してもらうことができます。出先などで鍵を紛失してしまい、急ぎで鍵を作成したい場合は鍵屋に依頼をした方がいいです。

作業内容	費用感	納期
イモビライザー機能なしの鍵式スペアキー作成	1,000円～50,00円	当日
イモビライザー機能ありの鍵式スペアキー作成	10,000円～60,000円	当日～1週間
スマートキーのスペアキー作成	30,000円～80,000円	当日
イモビライザー機能なしの鍵の新規作成	15,000円～40,000円	当日
イモビライザー機能ありの鍵の新規作成	6万～7万+税	当日
スマートキーの新規作成	8万～10万+税	当日～1週間

フィットの種類と鍵

フィットには従来からあるガソリン車のフィットとハイブリッド車のフィットハイブリッドがあります。

フィット GD1/2/3/4型（2001年 – 2007年）

初代フィットはホンダロゴの後継車として発売されたハッチバック型の小型乗用車です。型式はGD1/GD2/GD3/GD4があり、排気量と駆動方式の違いになります。GD1は1.3L（1339cc）のFF駆動、GD2は1.3L（1339cc）の4WD駆動、GD3は1.5L（1496cc）のFF駆動、GD4は1.5L（1496cc）の4WD駆動となっています。2001年までは33年間トヨタカローラが年間販売台数の1位でしたが、2002年にフィットが年間販売台数1位を獲得しました。2003年以降の初代フィットにはイモビライザーが搭載されている可能性があり、平成15年（2003年）10月販売より「1.3W」は標準装備、「1.5T」にオプション装備、平成16年（2004年）6月販売より「1.3Ｗ」・「1.5Ｗ」は標準装備、「1.3Ｓ」・「1.5Ｓ」にオプション装備となっています。

フィット GE6/7/8/9型（2007年 – 2013年）

2代目フィットは2007年から2013年まで発売されており、型式にはGE6/GE7/GE8/GE9があります。型式は排気量と駆動方式による違いになります。2代目以降のフィットには全てイモビライザーが搭載されています。エンジンのスタート形式は鍵を回すタイプかツイストノブタイプになり、鍵はイモビライザー機能ありの鍵タイプか、スマートキータイプになります。

フィットハイブリッド GP1/4型（2010 – 2013年）

初代フィットハイブリッドは、2010年から2013年まで販売されていた車で、2台目フィットをベースに開発されたハッチバック型のハイブリッド車です。2代目フィットをベースにしているため、イモビライザーも搭載されており、エンジンスタート形式は鍵を回すタイプとツイストノブタイプがあります。鍵はイモビライザー機能ありの鍵タイプか、スマートキータイプになります。

フィット GK3/4/5/6型（2013年 – 2020年）

3代目フィットは2013年-2020年まで発売されており、型式にはGK3/GK4/GK5/GK6があり、型式は排気量と駆動方式による違いになります。3代目フィットは全てイモビライザーが搭載されています。エンジンのスタート形式はプッシュスタートで、鍵は全てスマートキータイプとなっています。

フィットハイブリッド GP5/6型（2013年-2020年）

2代目フィットハイブリッドは2013年から2020年に販売されていた車です。全車イモビライザーが搭載されており、エンジンのスタート形式はプッシュスタートです。鍵は全てスマートキータイプとなっています。エンジンを使わずにモーターのみでの発進が可能となる「SPORT HYBRID」システムが搭載されており、燃費が非常によいため非常に人気があるため、街中でも多く見かける車です。2017年頃のマイナーチェンジで搭載された「Honda SENSING」により衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールが搭載されており、安全性能も高い車です。

フィット GR1/2/3/4/5/6/7/8/GS4/5/6/7型（2020年 – ）

4代目フィットは2020年から発売されており、2023年現在最新のフィットになります。ガソリン車タイプとハイブリッド車の「e:HEV」タイプがあります。4代目フィットは全てイモビライザーが搭載されています。エンジンのスタート形式はプッシュスタートで、鍵は全てスマートキータイプになっています。スマートキーの形状は3代目フィットや4代目フィットと同じですが、中の基盤が異なるため、専用のスマートキーでないと登録ができません。