鍵屋を選ぶ時の注意点!信頼できる業者を選ぶために
【目次】
緊急で解決したい鍵のトラブルですが、慎重に業者選びをしないと「こんなはずじゃなかった」となりかねません。作業の品質や請求される費用など更なるトラブルを避けるために、一般的な鍵屋で対応できる作業や費用相場、信頼できる鍵屋の選び方などを詳しくご紹介していきます。鍵屋を選ぶ基準が分からないなど、現在困っている人は是非この記事を読んで、最適な鍵屋を選んで損なくトラブル解決しましょう。
すぐにでも鍵開け、鍵作製などのサービスをご利用したいかたはお電話をいただくか、以下のページをご確認ください。
こんなトラブルはどこに依頼すべき?鍵屋で対応できる作業内容
鍵にまつわるトラブルは数多くありますが、ほとんどのトラブルを鍵屋で対応できます。どのようなトラブルがあるのか、また、どれに分類されるのかわからないと言うときはどうすればいいか下記でご紹介します。
鍵屋で対応できるトラブル内容の一覧
「こういったトラブルならほとんどの鍵屋が対応可能」というものを分類しました。まずは電話で問い合わせをしてどう言った状況か詳しく相談しましょう。
鍵屋で対応できるトラブル① 鍵開け
鍵をなくしたり、鍵の故障や鍵折れ等によりドアが開かない場合、鍵屋に連絡すれば鍵開けが可能です。技術力の低い会社に依頼をすると鍵を壊して開けることが多いですが、技術力の高い会社ほど鍵を壊さずに開けることが得意です。
鍵屋で対応できるトラブル② 鍵交換
空き巣に入られた後や、鍵が古くなっている場合は防犯のため鍵交換をしておく必要があります。また、大家さんであれば入居者が引っ越した後に鍵を替えるはずです。こういった鍵交換も鍵屋で鍵交換が可能です。
鍵屋で対応できるトラブル③ 鍵修理
鍵が故障したり、破損してしまい回らない、施錠や解錠ができないという場合の鍵修理も鍵屋で対応が可能です。修理が効ないほど不具合が出てしまっている場合は交換を提案するなど、総合的な案内をしてくれます。
鍵屋で対応できるトラブル④ 合鍵作製
同居する住人が増えたり、成長した子供に鍵を持たせる場合には合鍵作成が必要です。鍵のタイプによっては費用が高額だったりメーカーに発注しなければいけないものもありますので、まずは手元に鍵を控えて「この鍵の合鍵を作れるか」鍵屋に電話で聞いてみましょう。
鍵屋で対応できるトラブル⑤ 鍵作製
鍵を全て無くしてしまった場合は鍵作成を新たに行う必要があります。鍵穴から直接鍵をその場で作成も可能です。タイプによっては鍵穴を含めて交換しなければいけない場合もあるので、まずは鍵屋に連絡し一度現場を見てもらうのが良いでしょう。
鍵屋で対応できるトラブル⑥ ドアクローザー修理、交換
鍵屋ではドアクローザーの修理交換も対応しています。ドアがしっかり閉まらない、閉める時に軋む異音が出る、油漏れしてしまったなどのドアクローザーの対応も鍵屋で対応可能です。
鍵屋で対応できるトラブル⑦ 車のバッテリージャンピング
車のバッテリーに電力が不足してしまった場合は、ジャンピングという作業をすることで復旧することができます。車屋やJAFなどのロードサービスに連絡するのではと思う方が多いかもしれませんが、実は多くの鍵屋で対応しています。鍵屋では車の鍵作成をすることになるのですが、バッテリーがあがっていると動作確認が取れず、現場でお客様とトラブルになる場合があるため、ジャンピングもできる鍵屋は多いです。
鍵屋で対応できるトラブル⑧ 電子錠の取付
自宅の鍵を電子錠にする際の取り付けも鍵屋に依頼できます。鍵を手元に持たなくても良くなり防犯性を高めることも可能ですが、購入した電子錠を自分で取り付けるのは素人には難しいです。サッシ屋さんに相談をして、ドアごと交換と言われてしまう事もありますが、鍵屋に依頼をすれば鍵だけを最新の電子錠にすることも可能です。
鍵屋で対応できるか分からない!そんな時は?
鍵屋で対応できるかわからない悩みでも、扉や車などに関わるものであれば意外に作業ができたという事例も多々あります。例えばドアノブの修理交換です。ドアノブと鍵が一体化しているものもありますし、実はドアノブは錠前の一種です。
また、車に関しては鍵を中に入れたままドアを閉めてしまったり、鍵を紛失した等で鍵屋が呼ばれることは多いです。しかし、鍵を作成してもエンジンがかからなかったらお客様は納得しません。そこで、鍵屋では鍵作成と同時にバッテリー交換やジャンピングに対応できるような機材も用意しています。
このように直接鍵の悩みではないとしても、どこに問い合わせたらいいか困ったらまずは鍵屋に問い合わせることで解決する可能性は高いです。
安い鍵屋の安い理由
インターネット上などで「3000円~」などと激安価格を売りにしている鍵屋を見かけることがありますが、本当にそんな価格で可能なのでしょうか。材料代や人件費考えたら赤字になってしまうのではと不思議な方もいるはずです。安い鍵屋でよくあるパターン2つを紹介します。
①本当に安いが対応できる鍵の種類が少ない
鍵に関わる作業には専門の道具や機械が必要であり、かなり高額な設備投資となります。そのためほとんどの業者では2000円や3000円といった料金では実際に対応はできません。それでもできる業者はそういった設備投資をしていない業者であり、設備投資なしで対応できる鍵の種類は限られます。費用が安い場合は、設備投資をしていない可能性が高いので、問い合わせても結局解決できない可能性があることを頭に入れておきましょう。
②実際の値段とは違う値段表示をしている
出張の鍵屋で利益が出る最低限の料金は8,000円程度です。上記のような設備投資費や出張に伴う人件費、ガソリン代などを考えると3000円では赤字になってしまいます。
とはいえ、確かに場合によっては3000円で済む場合も稀にあるかもしれません。しかし、まともな作業が発生すればそれで収まることはほぼないので、現場に出張で確認に来ただけで3,000円取られるくらいの感覚の方が正しいです。「3000円~」と表記があるのは、ほとんどの場合、鍵屋が料金を安く見せるために基本料金・出張料金を公開しているだけの事が多いです。実際に作業が発生すれば3000円〜の「〜」の部分にいくら乗るのか確認する必要があります。電話の段階で概算の費用も説明してもらえない業者はぼったくり業者の可能性があるため、避ける事が賢明です。
このような見せ方をしている鍵屋が全て悪徳というわけではありませんが、利用する側としてはあくまでこれは「見せるための価格」と認識しておく必要があります。このような価格表示の鍵屋に問い合わせる場合は、必ず鍵の状況を説明し明快な料金説明をもらうようにしましょう。「とりあえず現場にいきます」を鵜呑みにしてはいけません。
業者を選ぶときのポイントは?信頼できる業者の探し方と特徴
インターネットで鍵屋を検索してもどの業者が信頼できるのかはなかなか一般の人には判断できません。100%見抜けるとは限りませんが、信頼できる業者のポイントとぼったくりの可能性のある鍵屋について実例を交えつつ説明します。
信頼できる業者を選ぶポイントをご紹介しますので、いきなり依頼をせずに下記のことを念頭に調べてから依頼をすると満足度の高いサービスを受けられる可能性が高くなります。
信頼できる業者のポイント① 口コミが良い
業者のホームページに掲載されている情報はあくまで自分の会社の受注につながるような良い情報が中心です。また、その会社のホームページ内にお客様の声が掲載されていることも多いですが、自社に都合のいい声だけを選んで掲載している事もあるため客観的とはいえません。
客観的な口コミを確認するためにGoogle検索などを活用しましょう。Googleで業者名で検索して、画面を下にスクロールするとGoogleマップの情報が表示されて口コミを確認することができます。Google Mapに寄せられる口コミは不特定多数の利用者のものなので、いい口コミも悪い口コミも記載されています。いい口コミや悪い口コミに対して業者がどのような対応をしているかを見て信頼できる業者かの判断材料にしましょう。口コミ検索をして数社比べることで、どの業者が良さそうか判断しやすくなります。
信頼できる業者のポイント② 事前にきちんと料金説明してくれる
作業費○○円〜と謳っていても、実際には作業費の他に基本料金、出張費、部品代などがかかり、数万円になってしまうこともあります。もちろん、事前にきちんと見積もりを説明された上であれば納得できますが、料金説明をせずに作業をしてから高額請求されたのでは困ってしまいます。問い合わせ時や作業前に料金システムを説明してもらえるかどうかも信頼できる業者かどうかの判断ポイントになります。現場を見て発注しなかったら、出張費だけ請求されるケースもあるので、現地見積もりで料金が発生するかどうかも確認したいところです。
料金説明で概算費用も説明せずに「現場を見てから」としか言われなかったり、料金説明を面倒くさがられるような場合は警戒した方がいいでしょう。
信頼できる業者のポイント③ 約束の時間を守ってくれる
現場に来る際に約束の時間を守ってくれるかどうかもポイントになります。鍵屋だけでなく施工関係や不用品回収などの自宅に来てサービスを提供する業者は、「時間の確約ができない」「いきなり来る、これなくなった」など仕事への姿勢がなっていない事があります。プロ意識の高い職人は信頼ができます。
もちろん道路状況やその日の現場の状況で予定が崩れることはあるかもしれませんが、予定の時刻から変わりそうなら電話をくれればいいはずです。逆にこれすらできない業者は案外多いため、約束の時間を守る、前後する場合に連絡をする業者はプロ意識が高く信頼できると判断できそうです。
信頼できる業者のポイント④ アフターサービスがある
修理後、不具合が発生した場合にアフターフォローがあるかどうかも重要です。不誠実な業者はリピートになることを想定していないため、とにかく最初の受注の時だけ丁寧に見せて、実際作業に入って以降は雑な対応になることがあります。アフターサービスがしっかりしているかどうかを、事前に確認しておきましょう。特に何もない場合は疑い、確認した方がいいかもしれません。
近くの鍵屋さんを選んでおけば安心?
近所に店舗を構える鍵屋さんがあればそこに依頼するのも良い選択肢です。出張費がかかりませんし、トラブルが発生してから来るスピードも早いので、安心な上に費用も高額にならずに済むというメリットがあります。
ただし、いくつか注意点があります。まず本当にその会社が近所なのか確認した方が良いです。もちろん目視で鍵屋を確認できれば間違いありませんが、ネット検索でたまたま近くの鍵屋を見つけた場合、実はそのエリアが出張範囲なだけで実際には他県を跨いで業者が訪れるケースも珍しくありません。事務所だけ借りていて実際にはそこに誰もいない、悪質なケースだと存在しない住所を掲載していることもあるようです。こういった場合だと近いはずなのに過剰に出張費が上乗せされることがあります。問い合わせの際に不審と感じたら確認しましょう。
また、個人で営業している小さな鍵屋の場合、高額な機材が揃えられずに対応できる作業が少ない場合があります。全てのトラブルに対応できるレベルの作業車に搭載している機材は総額で500万円程度になり、個人店だと対応がなかなか厳しいはずです。厳しい例だと住宅の防犯建具の解錠や、車のキーの解錠や作成などは専用の機材を用意しないと出来ない事があります。
また、個人店はその人の裁量でやっているため、明確なアフターフォローのルールが無い事もあり、場合によっては倒産してしまいその後のフォローが受けられない事があります。
ぼったくりと言われる不誠実な鍵屋について
ぼったくりの鍵屋がニュースになったこともあり、関西で100万円近い費用を作業終了後に請求した業者が逮捕されています。また、この業者はトラブルになった家の鍵穴に接着剤を詰めるといった嫌がらせまでしたということです。流石にここまで悪質な手口は珍しいですが、相場の数倍する費用を請求する鍵屋は全国に存在します。これらのぼったくり業者の具体的な手口と被害に遭わないためのポイントをご紹介します。
ぼったくり鍵屋の手口
ぼったくり鍵屋の常套手段としてあるのが作業前に見積もりを伝えないことです。安い料金に釣られて依頼した客に対して「それは最低価格であって実際に作業したらそんな価格では無理だったので正当な価格」と後付けで請求してきます。
これを防ぐために作業前に見積もりを確認しましょう。そこで明確に回答をしない業者であれば依頼をキャンセルした方が無難です。もっとも、その場合、キャンセル料や出張費の名目で数千円は請求されるかもしれません。そのため、やはり問い合わせ時に現地調査だけで終わった場合の料金がどうなるのかも確認しておきましょう。
また、本来簡単な鍵開けで解決するはずなのに解錠できないと嘘をつき、鍵を壊してから鍵交換をする業者もいます。こうすれば鍵開けと鍵交換両方の金額を請求できるというわけです。
実際にどうなのかを素人では判断できないため対応が難しいですが、何社かに状況を説明して開け方がどうなるのか聞いておく事をおすすめします。どこの会社も鍵開けだけで大丈夫といっているのに、鍵を破壊しないとダメだという業者がいたら疑った方がいいでしょう。
他には、現地に来た業者に何社かに見積もりを取っていることを伝えるのも有効です。相見積もりであればあまりに高額な価格だと受注できないため、ぼったくり鍵屋が不正を働く可能性は低くなります。
見積もりで相場の数倍する料金を案内された場合は、その場で即決せずに、返事を保留し他社に見積もりを取りましょう。まともな業者であれば「後日連絡します」で問題ないはずですが、その場で即決を強要するような業者を信頼する事はリスクになります。逆に相場から外れていないのに後日回答にすると、業者側は移動に関わる費用が増えるため、多少料金が上乗せされる事も頭の隅に入れておきましょう。
大切なのはパニックにならないことです。ぼったくり鍵屋のペースに乗せられずに発注するかどうするかを決めればいいのです。そして、発注前に料金や作業内容を確認し、確実に不審がないことを確信してから依頼を出しましょう。
鍵屋に依頼した時の費用相場は?
適正価格かどうか判断する上で鍵屋に依頼した場合の一般的な費用相場を把握しておくことは大切です。ぼったくりの被害を防げるのはもちろん、安ければ良いというものでもなくサービスの質が悪かったりもするので、まともなサービスを受けられる目安の金額をここで把握しておきましょう。
作業内容 | 費用相場 |
---|---|
鍵開け | 8,800円~55,000円 |
鍵交換 | 11,000円~16,500円+部品代 |
鍵修理 | 11,000円~25,300円 |
鍵作製 | 16,500円~55,000円 |
費用相場とは言っても、作業内容の難易度によって費用が大きく変わります、どんな場合にどんな価格帯が多いのか以下でご紹介していきます。
鍵開けの費用相場
ピッキング可能な鍵、いわゆる一般的なギザ鍵のようなものなら、8,800円~22,000円程度が料金相場となります。ただし、最近の鍵は防犯性能が高くなっているのでピッキングでは開けられないケースも多くなっています。その場合はドア内に特殊な工具を挿入しサムターンを回したり、窓から工具を挿入して解錠するといった方法が取られます。この場合は22,000円~33,000円程度が料金相場です。車の場合、ウェーブキーなどの特殊な鍵でもピッキングで開けられますが、22,000円~33,000円かかる事が多いです。
さらに、そういった方法すらも取れないCP認定(防犯建物部品の認定)がされている建具が使われている場合もあります。その場合は専用の特殊な機材を使っての解錠が必要となり、料金相場は33,000円~55,000円程度です。
鍵交換の費用相場
鍵交換は鍵穴だけを交換する場合と、錠前全体を交換する場合があります。
鍵穴だけの交換で済む場合は作業費も部材費も安くなります。逆に錠前全体を交換する場合は作業量も必要な部材も多くなるため当然全体的に費用が上がります。
料金相場としては作業費11,000円~16,500円+部品代です。どの部品を使うのかによって大きく変動するので、あまりにも部品代が高いと感じる場合はその理由をしっかり説明してもらいましょう。
鍵修理の費用相場
鍵修理は16,500円~22,000円が料金目安となります。これ以上の見積りになる場合は鍵交換にしてしまった方が安くなることの方が多いです。特に古い鍵を使っている場合は、見積りによっては新品に交換することで防犯上のリスクも下がります。
鍵作製の費用相場
いわゆるギザ鍵の場合は16,500円〜33,000円前後、ギザ鍵でない場合は22,000円〜55,000円前後が料金相場です。これは住宅の場合でも車の場合でも同じ相場となります。
さらに、車の鍵やスマートキーの場合はイモビライザーという防犯システムがついていることがあります。イモビライザー付きのキーだと55,000円〜110,000円程度が料金相場です。車によってはさらに高額になることもあります。
イモビライザーとは。仕組みや判別方法について初心者にも解りやすく解説【動画付き】
その他作業の費用相場
他にもさまざまな作業があり、最近だと既存の鍵を電子錠に交換したいという方も増えています。こちらは取り付ける電子錠のタイプによってもかなり幅があり55,000円〜165,000円程度となる事が多いです。
電子錠に限らずイレギュラーな作業であれば料金体系がない場合もあるので、事前に相談し見積もりを取っておく必要があります。
鍵屋に依頼するとどういった流れで作業をしてくれる?
鍵屋に初めて電話で問い合わせしてから作業が完了し支払いをするまでの流れについて説明します。
ステップ① 鍵屋に電話をする
トラブルが発生したらまずは鍵屋に電話し現在の状況を説明し、どんな作業になるか、料金目安を確認しましょう。クレジットカードや電子マネーでの支払いが可能か、請求書払い等での後払いが可能かなど、支払い方法についても確認が必要です。
現場に来てもらう日時も調整します。鍵開けの場合は身分証が必要で、もし身分証が手元にない場合は警察立ち会いでの鍵開け作業になります。
ステップ② 鍵屋が見積を出す
約束の日時に鍵屋が現場に来て状況を確認し正確な見積もりを出します。本記事で紹介した内容を参考にしながら作業内容や金額に問題がないか確認しましょう。
ただし、鍵が開いていない状態だと、鍵交換や修理などは正確な見積もりが出ないことがあります。その場合はまず鍵を開けてもらってから、改めて追加作業の見積もりを出してもらうことになります。
ステップ③ 鍵屋が作業をする
鍵屋が作業を開始します。途中で確認や承諾を求められることがあるので、近くで待機するようにしましょう。例えば鍵の問題ではなかったのでドアの修理になるといったケースです。そういった作業変更や追加作業が発生する場合も念のため料金の確認をしましょう。
ステップ④ 作業完了(動作確認)
作業が完了したら、鍵屋の説明を受けます。説明を受けた後は自分でも動作に問題ないか確認しましょう。具体的にはドアを閉めた状態での内側外側からの鍵の開け閉め、ドア自体の開け閉めが問題なくできるかを確認しましょう。ドアを開けた状態での鍵の開け閉めだけだと不具合が残っていることがあるので注意しましょう。気になる点があればこの時に指摘します。
ステップ⑤ 支払い
請求された金額を支払います。その後に何かあった時のために作業員の名刺をもらっておくようにしましょう。
鍵のトラブルは自分でDIYで解決する?業者に依頼をする?
「DIYで鍵を自力で直すこともできるのではないか。もしかしたらその方が安く済むのでは」とお考えの方もいるかもしれません。ここでは自力で解決する場合と業者に依頼する場合でそれぞれ発生するメリット・デメリットを紹介します。
自分で解決する場合のメリット
自分で解決する場合のメリットは費用の安さとその経験を得られるというのが大きいです。時間に余裕がある人なら挑戦するのも良いでしょう。
費用が安く済む場合がある
自分で作業をすれば作業費がかからないので、工具と部材費用だけで安く済ませることが可能です。ただし、事前に仕組みをよく理解し、難しそうな状態であれば状態を悪化させないように潔く諦めましょう。
鍵の仕組みが理解できる
実際に鍵を触ったり色々な情報を調べることによって鍵の仕組みを理解できます。一度鍵の修理をできてしまえば別のトラブルで応用が効くようになるかもしれません。
自分で解決する場合のデメリット
自分で解決する場合の一番のデメリットはやはり失敗した時のことです。それに加え事前準備も自力で全部やるのは大変なので、労力に見合わないと感じる可能性が高いでしょう。
準備が大変
鍵の修理では正しい部品を調達するのがまず重要です。自分の鍵の状態からどの部品が必要なのか調べたり、またホームセンターやネットで間違いなく選ばなくてはいけません。さらに専門の工具も必要なので、一回限りの修理にしてはやたら出費や労力がかかる可能性もあります。また、確実な作業手順を事前に調べておく必要もあります。
間違った作業をしてトラブルになる、出費が増える可能性がある
自力で作業を行って、状況を悪化させてしまうケースは少なくありません。鍵交換でよくあるのは、外してはいけない箇所を外してしまい、正常だった錠前全体が故障することもあります。鍵開けにおいては無理にピッキングしたことで鍵穴内部が壊れてしまったという例があります。
こういった故障が起きるともう自分では対応できないので、結局鍵屋を頼むことになり費用がさらに嵩みます。
何かあった時に全て自分で解決する必要がある
自分の家であればいいですが、オフィスや店舗など他人にも影響のあるものであれば、何かあった時のリスクは大きいです。その場での対応として弁償や業者手配をしなければなりませんし、その時は大丈夫でも後日何か問題が発生する可能性もあります。当然誰もアフターフォローはしてくれません。
業者に依頼をする場合のメリット
業者に依頼をするメリットはやはり確実に問題が解決されることです。その上で防犯性能や扉周りをより快適にする提案をもらえる可能性もあります。
色々な提案がもらえる
プロの鍵屋が見ることで単なる修理だけでなく、より広い視点からの提案をもらえます。防犯性能の高い鍵や電子錠への交換、もっと安く済む方法などの選択肢が生まれるかもしれません。
トラブルが解決するまで面倒を見てくれる
鍵屋に依頼をすればトラブルが解決するまで必ず作業を行ってくれます。その過程で、鍵屋で解決できないとなればその辺りの問題について説明してくれるはずです。
プロの視点で、どこに問題があるのかわかるのは大きいメリットです。素人が見てわかる故障の箇所だけ修理したとしても、根本的な問題が解決されず何度も故障を繰り返す可能性があります。鍵屋に頼めばトラブルの原因から解決してくれるのです。
業者に依頼をする場合のデメリット
業者に依頼をするデメリットは費用がかかる以外はほぼ見当たりません。現金が手元にない場合はカード払いや後日振込等が可能か相談してみましょう。
自分で作業するよりも費用がかかる
自分で作業をする場合は部品代のみですが、業者に依頼をすると本記事で説明したように最低でも8,000〜20,000円程度は発生します。かといって自力で作業をした方が得かというと難しいところです。手間を考えれば業者に依頼をしてしまった方が確実に効率はいいです。
カギ本舗の特徴について
ここまで一般的な鍵屋のサービスについて紹介してきましたが、ここでカギ本舗についてご紹介させていただきます。サービス内容と料金、さらに当社独自の強みについてご紹介します。
カギ本舗では本記事で紹介したような鍵のトラブルに対して全て対応しております。他社などに電話相談をすると、「8000円~」と最低料金のみ案内されて、あとは現地で料金をご案内となることが多いです。しかし、カギ本舗では電話の段階でお客様から詳細な情報をヒアリングして、「〇〇〇円~〇〇〇円」と概算の費用を提示しています。
また、カギ本舗では住宅の鍵開けと鍵交換作業、車の鍵作成を得意とした会社になります。
カギ本舗の鍵開けサービスについて
カギ本舗の住宅の鍵開けサービスで他社と違う部分としては、鍵開け時に鍵を壊さずに開ける確率が96%以上と高確率なことです。鍵屋の鍵開け作業ではピッキングを想像する方も多いと思いますが、近年の鍵は防犯性の向上によってピッキングは効かなくなっています。そのため、特殊解錠と呼ばれる方法で開けるか、鍵穴を壊して開けることになります。鍵穴を壊して開けると鍵開け後に鍵交換もする必要があるため大きな出費に繋がることが多いのですが、カギ本舗では特殊解錠の方法を多数用意することで、できるだけ鍵穴を壊さずに開けるようにしております。特にカギ本舗では窓の鍵を無傷で開けて、室内から玄関を開けるクレセント解錠という方法を使うことが多く、他社ではクレセント解錠に対応していない事も多いです。
カギ本舗の鍵交換サービスについて
カギ本舗の鍵交換サービスで他社と違う部分としては、当日中の鍵交換が得意なことです。カギ本舗は全国的に鍵のサービスを展開しており、ハウスメーカー様や保険会社からも案件をいただいております。当日中に対応希望という案件も多数ご相談いただくため、ニーズに応えるためにも作業員の車には多数の交換用の部品が積んであります。
また、法人のお客様からご依頼いただく事も多いため、弊社で鍵交換をしたお客様へのアフターサービスとして交換から1年以内の不具合や施工不良について無料で対応をする保証サービスを行っております。
カギ本舗の車の鍵作成サービスについて
カギ本舗では車の鍵作成サービスで他社と違う点としては、最新式のスマートキーなど、車のコンピュータを書き変える作業にも対応している事です。一部のディーラーでは車の鍵やスマートキーが一本も無いと鍵を作成することができず、車のコンピューターごと交換することになります。カギ本舗ではディーラーでは出来ない車のコンピュータを書き変える作業もできるため、ディーラーよりも早く、安く鍵やスマートキーを作成できることが多いです。
カギ本舗の料金
カギ本舗の料金表と、実際に現場でご案内することが多い価格帯についてご紹介します。
作業内容 | 費用 | 対応する事が多い価格帯 |
---|---|---|
住宅の鍵開け | 8,800円~ | ピッキング可能:8,800円~22,000円 ピッキング不可:22,000円~44,000円 |
車の鍵開け | 8,800円~ | 16,500円~33,000円 |
鍵交換 | 11,000円~ + 部品代 | 部品代によって大きく変わります。 |
鍵修理 | 8,800円~ | 16,500円~25,300円 |
住宅の鍵作製 | 16,500円~ | 16,500円~27,500円 |
車の鍵作製 | 16,500円~ | イモビライザーなし:22,000円~44,000円 イモビライザーあり:49,500円~99,000円 |
バイクの鍵作製 | 12,100円~ | 16,500円~33,000円 |
鍵新規取付 | 16,500円~ + 部品代 | 38,500円~55,000円 |
費用に関してはお電話で詳細な情報をいただければ、ほとんどの場合は概算費用をお伝えできるので、ぜひご相談ください。
カギ本舗のトラブル解決事例
これまで当社が担当してきた事例についてご紹介させていただきます。皆さんの家庭でも起こり得るものばかりですので、もし該当する状況が発生した場合はお問合せください。
■事例1 玄関の鍵が回らない
玄関のドア鍵穴に鍵を差し込んだら鍵が回らないというトラブル。家の中に人が在宅している時に判明したため締め出されることはありませんでした。玄関の錠前を分解して、問題があった箇所を特定して修理し無事鍵が回るようになりました。
費用:16,500円
■事例2 鍵穴の中で鍵が折れた
家の中に入るために解錠しようとした際に、鍵穴の中で鍵が折れてしまったというトラブル。鍵穴の外側からピンセットで取り出そうとしたところ、さらに鍵穴の奥に折れた鍵が入っていってしまったそうです。錠前を分解して鍵穴の中側から折れてしまった鍵を押し出して、無事取り除くことができました。
費用:22,000円
■事例3 ドアを開け閉めする時にドアクローザーから軋むような音がする
ドアを開け閉めする時にドアクローザーから軋むような音がし、さらにドアがばたんっと勢いよく閉まるようになったというトラブル。10年以上使い続けているドアクローザーとの事でした。
現地調査をしたところ、ドアクローザーからの油漏れが判明。ドアクローザーは油圧で動作する製品のため、油が漏れてしまうと正常な動作はしなくなります。さらに、ドアクローザー内部の金属に亀裂が入っており、修理が不可能な状態でした。
お客様と一緒にどういう状態になっているのか目視で確認を進めていたため、交換が必要になることをすぐにご理解いただきました。その場でドアクローザーを交換し正常な状態に戻りました。
費用:38,500円
■事例4 金庫の番号が分からなくなってしまった
金庫の管理者が亡くなり番号が分からなくなってしまったというトラブル。金庫の中にはお金や重要書類が入っているということで、お客様お立合いのもと解錠しました。解錠後にダイヤル番号を調べて、お客様に紙でお渡ししたところ非常に喜んでいただけました。
費用:22,000円
■事例5 車の中に鍵をインロックした
車の中に鍵を入れたままドアを閉めてしまったというトラブルです。いつもは閉まらない設定だったが突然閉まってインロックしてしまったということで鍵開けのご依頼をいただきました。車はトヨタのプリウスで、スマートキーでドアの開け閉めをしていたという事です。鍵穴からピッキングをして無事開ける事ができました。
費用:22,000円
■事例6 車の鍵の紛失による開錠
車の鍵を失くしてしまい、スペアキーが車の中にあるということで、鍵開けのご依頼をいただきました。車はホンダのN-BOXということでした。鍵穴からピッキングをして無事開ける事ができました。
費用:16,500円
■事例7 バイクの鍵を失くしてしまった
バイクの鍵を失くしてしまったというトラブル。バイクは鍵穴を覗くと鍵の段差を読む事ができるので、現地で鍵の種類と鍵の段差を特定すれば、鍵をその場で作製することができます。
今回は鍵も少し複雑な物だったので、メットイン、タンク、イグニッションの鍵穴をそれぞれ見て、読めた段差を組み合わせて鍵を作製しました。
以前使っていた鍵よりもスムーズに鍵が回ると喜んでいただき、無事作業が終わりました。
費用:23,100円
まとめ
鍵屋に依頼するかどうしようか迷っている方、料金体系がよくわからなくて不安を抱えている方など、今回の記事で鍵屋に対する疑問がある程度解消できたのではないでしょうか。まずはネットである程度調べた上で一度問い合わせをしてみて、対応がいいか悪いか、知りたいことに対して回答がもらえるかどうかで、判断してみるのがいいと思います。
カギ本舗ではありとあらゆる鍵のトラブルについて24時間365日受付対応しております。料金や作業内容に関してもお問い合わせ段階でわかる範囲で明快にお伝えいたしますので、お困りの際は是非お問合せください。
User Review
( votes)藤原 正徳
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