鍵を落としたら警察に届けた方が良い理由
【目次】
鍵を落としてしまったことに気付いた時、パニックになってしまう人は多いでしょう。
バッグをひっくり返して中を丹念に確認してみたり、立ち寄った場所など探してみても見つからない場合は、迷わず警察に届けることが大切です。
今回はなぜ警察に届けることが大切なのか、その理由と届け出の方法について詳しく解説していきます。
鍵を落とした時に警察に届けるメリット
そのメリットについて詳しく解説していきます。
・落とし物として届けられている可能性が高い
日本は諸外国に比べて治安が良く、落とし物を警察や交番に届けてくれる優しい方が多いと言われています。
その為、近所の交番に確認したら落とした鍵が届けられていたなんてことも珍しくありません。
バッグの中にもポケットの中にも見つからない、立ち寄った場所に確認してもなかった場合は、その近くにある交番に問い合わせてみてください。
・危険を回避することが可能
鍵を落としただけだからと安易に考えてしまうのはとても危険です。
「居住地が分からなければ鍵があったとしても侵入されることはないので特に困ることはない」とか、「車がどれか分からなければ盗まれる可能性はない」などの安易な考えは気を付けなければなりません。
どこで落としたかの状況によっては、家の前までつけられていた可能性もあります。
部屋が分かれば鍵を持っているので簡単に中に侵入することができてしまうのです。
特に女性の場合はこのようなリスク回避のためにもすぐに警察に相談することが大切になってくるでしょう。
また、男女問わず、鍵を落としたのか盗まれたのかによっては身に危険が迫っている可能性もあります。
警察に相談しておくことで、そのような万が一に備えることも可能です。
・鍵を見つけることができれば鍵交換をしなくて済む
鍵を落としてしまった場合、鍵が見つからなければ最終的に鍵自体の交換が必要になってきます。
鍵交換の相場は、その鍵の形状によっても異なりますが、安い物でも5,000円前後はかかると言われているのです。
電子錠(カードキー)タイプの場合は、20,000円~100,000円と高額になることも珍しくありません。
このような費用も、鍵が見つかることで必要がなくなるわけです。
最初から見つからないと諦めるのではなく、警察に届けておけば見つかる可能性があるということを覚えておきましょう。
・鍵交換した後に見つかったとしても予備として使える
警察に届けてもすぐに見つかるかどうかは状況によって異なります。
落とし物として届けられる期間や届けられた場所によっては、鍵交換を先にしてしまわなければならない状況になることもあるでしょう。
鍵交換してしまった後に鍵が見つかったとしても意味がないと思われるかもしれませんが、今回のように鍵を落としてしまったといった時に利用することが可能です。
鍵交換は部品代だけでも高額になってしまいますので、利用できるものがあれば工賃だけで済むといったメリットがあります。
鍵が戻ってきても捨てずに保管しておくと安心です。
・鍵が戻ってくる安心感
警察に届けても鍵が見つからない可能性もありますが、何もせずにどこの誰に拾われたのか分からない状況というのはとても居心地が悪く、不安になる人も多いのではないでしょうか。
鍵がどんな形であれ見つかるということは心の安心感にもつながります。
自分で探しても見つからない場合は、交番や警察に届け出を出しておくだけで見つかる可能性が0ではないのです。
例え鍵交換をしても、誰かが鍵を持っているかもと不安に怯えて暮らすのは精神的にもよくありません。
心の不安を解消する為にも警察に相談しておくということが大切です。
見つかる遺失物届の書き方
鍵を落としたら、警察に「遺失届」を提出することが大切です。
この遺失届を提出することによって、該当する落とし物があった場合に、すぐ連絡をもらうことが可能になります。
ただし、確実に見つかるというものではありません。
また、この遺失届の書き方次第では、いつまで経っても見つからずにそのままということも珍しくありません。
そこで今回は、無くした鍵が見つかりやすくなる遺失届の書き方についてご紹介していきます。
遺失届の書き方の前に、まずはこの遺失届について解説していきます。
この遺失届というのは、最寄りの交番や警察で提出することができます。
その提出された内容によって、届いている落とし物と本人の情報を結びつけ、間違いないと判断されれば返還されるのです。
この紐づけがちゃんとできるかという点が遺失届の重要なポイントになりますので注意しましょう。
また、物を失くして届けているから「遺失物届」だと勘違いしている人がいるのですが、正しくは遺失届ですので間違えないようにしてください。
・遺失届で見つかりやすくするポイント
遺失届には、自分の氏名や年齢、住所などの連絡先を記載する欄と、それ以外に落とし物に関しての詳しい内容が求められます。
その内容が詳しければ詳しいほど、紐づけが簡単になる為、面倒だと思わずにしっかり記載することが大切です
。その内容に記載するポイントで大切なのは、5W1Hです。5W1Hとは、Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を指し示す言葉です。
これをより詳しく書くことで鍵を見つけやすくなります。
まず、時系列ごとに詳しい足取りを書きます。
例えば、会社を出てから自宅に帰るまでに立ち寄った場所、そこからのルートなどを詳しく書きましょう。
覚えている限りの時間も記載しておくことをおすすめします。
バスやJRなどの交通機関に乗った場合は、何時発のものに乗車したかということも書いておきましょう。
何月何日、何時頃といったものが分かれば、その時間帯後に届けられた物の中に可能性があると考えることができます。
そして、重要などこでといった部分ですが、「会社を出る前まではあった」とか「自宅を出る時には鍵を閉めたので持っていた」などの詳細な記憶が大切になってきます。
どこで落としたかを辿る為にも、自分の行動範囲内で可能性がありそうな場所を挙げておくと伝わりやすくなるでしょう。
また、落としたものの内容、今回は鍵になりますが、その鍵はどのような形状の物であり、何か目印となるものはないかということも大切な情報になります。
鍵の落とし物というのは相当あり、交番や警察でも保管していることが多いのですが、どのような鍵なのかということが詳しく分かれば紐づけしやすくなります。
黒猫のキーホルダーがついていたとか、お守りがついていたなどの目印についても詳細に書きましょう。
■曖昧な情報では見つからない可能性もある
警察や交番に遺失届を提出したから、いずれ見つかるだろうと簡単に考えている人もいるかもしれませんが、その遺失届の内容が曖昧な情報では、見つかるものも見つかりません。
出来る限りの情報を提出することが見つけることへと繋がりますので、5W1Hを意識しながら記載していくことを心掛けてください。
また、記憶が残っている段階で早めに届け出を出すというのも必要となりますので、鍵を落としたと気付いた時にはすぐに行動することが大切です。
警察へ連絡する時の手順
手順について詳しく解説していきましょう。
■警察又は最寄りの交番に連絡を入れる
鍵を落としたことに気付いたらすぐ、警察か最寄りの交番に連絡を入れてください。
この際、落とし物をしてしまったということを伝えるとスムーズに対応してくれます。
また、警察や交番に連絡を入れずに直接出向くことで処理してもらえます。
直接出向く場合は、窓口にて落とし物をしてしまったことを伝え、遺失届を書き対応してもらえるようにしましょう。
■遺失届の提出方法には様々な方法がある
遺失届には、警察や交番などに直接行き、その場で書類を書いて提出する方法だけではなく、インターネットからの電子申請も可能になっています。
パソコンや一部スマートフォン(Android)などから利用でき、連絡先や詳しい内容などを入力、送信するだけで申請することができます。
電子申請の場合は、24時間いつでも申請することが可能なのですが、警察署でデータを受付している時間帯というのが決まっている為、すぐに処理してもらえるかどうかは申請した日時によります。
平日の午前8時30分~午後5時15分までの申請であれば当日処理という形になりますので、急いでいる人はこの時間帯に申請しましょう。
それ以外の時間帯に申請した場合は、翌日になります。
■遺失届として受理されないケース
鍵を落とした場合、その経緯によっては遺失届が受理されない可能性があります。
例えば、自ら捨ててしまった物に関しては遺失届として受理することができません。
また、人にあげてしまった場合などや海外で失くして場合は該当しません。
また、人によっては盗難された可能性が否定できないとうケースもあるでしょう。
盗難被害にあった可能性が高い場合は、遺失届ではなく「被害届」になりますので注意してください。
警察や交番で詳しい経緯を説明した際に、その可能性があるかどうかも伝えておくと安心です。
■警察の落とし物、忘れ物検索システムを活用する
落とし物の情報をデータベースから探すことができるシステムが導入されていますので活用してみましょう。
都道府県ごとに落とし物や忘れ物検索システムがありますので、居住地を選択し探してみてください。
このシステムでは、遺失届を提出または届け出を受けたものの、遺失者を見つけることができていない物が掲載されています。
所在が分からないものも公表されていますので、チェックしてみましょう。
さらに、貴重品などに関する情報は、拾得の場所を管轄する都道府県警察においても公表されています。
この貴重品に該当するのは、1万円以上のげんきんやその額面に該当するような有価証券、その価値が1万円以上に該当すると判断された物などが含まれます。
また、運転免許証や健康保険の被保険者証、外国人登録証明書なども該当します。
預金通帳やクレジットカードなども貴重品として取り扱われますので、確認してみましょう。
このシステムでは、落とし主が分かるまでの期間は掲載され続けるのですが、掲載した日から3か月(埋蔵物は6か月)を経過すると除外されてしまいますが、落とし物としては保管されていますので最寄りの警察署に問い合わせてみてください。
このようなシステムを利用することで、届け出をしていなくても見つかる可能性があります。
該当する物が見つかった場合は直接問い合わせ先に連絡を入れましょう。
遺失届を提出しても見つからない場合は、カギ本舗へ相談
鍵を落とした場合、自分なりに思いつく限り探すのも大切ですが、交番や警察に遺失届を提出して探してもらうのも一つの方法です。
それでも鍵が見つからない場合は、早急に鍵の交換をしましょう。
鍵交換なら、カギ本舗ですぐに対応することが可能です。
鍵が見つからない場合には、一度カギ本舗に相談してみてはいかがでしょうか。
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