留守番中の空き巣に注意!長期休み中の子供達に教えておきたい防犯知識
【目次】
コロナの影響で学校が休みになり、子供が家にいる時間が増えています。
共働き世代が増え、学童も休止されてしまったことで初めてお留守番を経験する子供もたくさんいました。
しかし、子供と空き巣が鉢合わせした事例が発生しており、お留守番については改めて考える必要があるでしょう。
そこで、子供のお留守番で注意したいポイントについて解説します。
日本のお留守番事情
しかし、時代の変化や家庭環境、地域環境の変化に伴い、子供だけの留守番に不安を感じる人が増えています。
実際にALSOKが2020年3月に小学生の子供がいる男女500名を対象に実施したアンケートによると、保護者のうちの約4分の1は子供だけで留守番をさせたくないという結果でした。
ただ、共働き家庭が年々増加しているのも事実です。
実際に初めて子供だけでお留守番をさせたのは小学校1年生が多く、21.4%という結果でした。
しかし、小学校1年生は少し前まで幼稚園児だったことを考えると、確かに子供だけでのお留守番には不安を感じてしまうでしょう。
実際に子どもだけでお留守番をするのは小学校4年生程度からと考えている人がアンケート回答者の約4分の1を占めていました。
やはり子供だけでお留守番をさせるのは、空き巣や変質者への対応を理解している年齢であることが大切であり、実際に子どもだけでお留守番をさせるきっかけは「子供が成長してきたから」という理由が約半数を占めています。
そこで、小学生でも特に低学年のうちは親が迎えに行ける時間まで行われている習い事や学童を利用する家庭が多かったですが、新型コロナウイルスの流行をきっかけにこれらも休止することとなってしまいました。
実際に本来は子供の成長を待ってお留守番を任せようと思っていたけれども、このような突発的な原因でやむを得ず子供だけでのお留守番をしなければいけなくなってしまった家庭も多いのです。
急ぎでお留守番をするためのルールを決めたり、対策をたてたりしなければいけなかったので、不安を抱えたまま子供にお留守番を任せなくてはならなかったという家庭も多いでしょう。
子供だけでお留守番を任せてはいるけれども不安に思っている親は84.6%と高い数字となっています。
特に空き巣や変質者に対する不安は尽きません。
子供だとまだ体力的に勝てないうえに、警察に通報するなどといった対処もパニックを起こして出来ない可能性が高いので、保護者がいない家は空き巣や変質者のターゲットにもなりやすいのではと不安を抱えていた事でしょう。
実際に新型コロナウイルスによる休校期間中は、子供だけでお留守番をしている家庭で、空き巣と鉢合わせしてしまった事例が複数発生しました。
空き巣などの犯罪だけでなく、親の不在時の訪問者や電話など、子供が大人を相手に対応しなければいけない状況はトラブルに繋がりやすいのです。
それに加え、子供が犯罪に巻き込まれてしまうケースだと、親をはじめとする周りの大人に相談できないために、犯罪に巻き込まれたことに気づけないことも少なくありません。
したがって、お留守番を任せる場合は普段から子供の周りで何が起こっているのか聞く習慣を作り、どんなことでも相談できる関係性を築くことも大切です。
また、家で子供だけでお留守番をしている時に災害に遭ったり、急に体調が悪くなってしまったりすることもあるでしょう。
しかし、この時の対応法がわからずにお留守番をしていると、大人に助けを求めることができずに後遺症が残ったり、死に至ってしまったりするリスクもあります。
それだけでなく、子供だけでのお留守番は家の中でできる遊びが限られているために無断で外に遊びに行ってしまう可能性もあります。
このようなトラブルに合わないためにも、事前に対策を考えておくことが重要です。
危険な目に合わせない!対策ポイント
それでは子供だけでお留守番をする際にトラブルに巻き込まれないためにはどんな対策ができるでしょうか。
家庭でできる対策ポイントを確認しましょう。
家の鍵の写真があれば、その写真をもとに鍵を複製することができる事があります。
カードキーの場合は比較的難しいものの、一般的な家の鍵は簡単に複製できてしまうものもあるので、知り合いでも家の鍵を見せないようにすることを徹底しましょう。
■家の周りをよく見る
家に入る直前を狙った不審者は少なくありません。
そのため、お留守番を任せる前にまず家の周りの死角になりやすい場所をしっかり親子で確認し、把握しておきましょう。
また、お留守番をしなければいけない時は確認した死角になりやすい場所を重点的に確認してから家に入る習慣をつくりましょう。
■郵便受けを一杯にしておかない
郵便受けが一杯になっていると、「家主があまり帰ってこない家」として空き巣のターゲットになりやすいです。
大人がいる状態でもただでさえ空き巣のリスクが高くなってしまうので、子供がいるならなおさら郵便受けのチラシなどは毎日取り出すようにしましょう。
■誰もいなくても「ただいま」
「ただいま」を言わずに子供が家に入っていくと、家の中に大人がいないと判断されやすいです。
やはり大人がいない家は不審者のターゲットになりやすい傾向があります。
したがって、家に入る時には家の中に人がいてもいなくてもただいまと言う習慣をつけましょう。
■中に入ってすぐ戸締り
家の中に入ったらすぐに家の鍵を閉める習慣も不審者対策には大切です。
実際に玄関から近く、人から見えにくい場所で待ち伏せをして家に入った瞬間を狙う犯罪者は多数います。
したがって、家に入ってドアを閉めたらすぐに鍵を閉めるようにしましょう。
また、鍵だけでは複製されたり、鍵を破壊する等して家に侵入されてしまうリスクがあります。
したがって、鍵を閉めるだけでなく、チェーンを賭けることも忘れないようにしましょう。
そして、戸締りに関しては玄関だけでなく窓もチェックすることが大切です。
朝家を出る前にしっかり保護者が家の戸締りをチェックすべきですが、場合によってはそれができないこともあるでしょう。
玄関だけでなく窓から不審者が侵入するリスクは高いのです。
したがって、帰宅したら窓の戸締りチェックをすることも習慣化しましょう。
■テレビや照明などをつけて人がいる気配を出す
1つの部屋の電気しかついていない状態だと、家の中に子供しかいないことが外からわかってしまいます。
したがって、子供だけでお留守番をする場合は電気代が勿体ないかもしれませんが、安全のためにもリビングにいるいないに関係なく、テレビや照明などをつけて人がいる気配を出すことも有効です。
■知らない人が訪ねてきたら絶対に対応しない
知らない人が訪ねてきた時に子供が対応してしまうと、犯罪に巻き込まれてしまうリスクが高くなってしまいます。
そのため、知らない人が来たら対応しないことを徹底しましょう。
しかし、知らない人でも「親の知り合い」を名乗って子供に玄関を開けさせようとするケースもあります。
また、子供が犯罪に巻き込まれてしまうケースだと、加害者が子供の知り合いだったというケースも少なくありません。
したがって、チャイムが鳴ったら基本的には居留守とするのが無難です。
■玄関や窓に防犯性の高い補助錠を付ける
建売住宅やマンションの場合、家の鍵に何が採用されているかを知られているケースも少なくありません。
そのため、基本的に外から開けることができない鍵を玄関や窓につけて防犯性能を上げる事は非常に有効です。
一番大切なのは防犯について家族で話し合う事
そのため、普段から家庭で防犯対策について話しておく必要があるでしょう。
そこで、防犯について家族で話す際に確認しておきたいこともチェックしましょう。
■訪問客が来た時
訪問客が来た時は先ほど解説した通り、家に子供しかいない状況なら知らない人でも知っている人でも関係なく居留守としておくのが最も無難です。
しかし、家に人がいることをわかっていてなかなか訪問客が帰ってくれないこともあるでしょう。
そんな時は「親がいる時にまた来てください」と伝え、何か渡さなければいけないものがあるなら「ポストに入れておいてください」と言うようにしましょう。
親の知り合いの場合は事前に留守番の時に対応させていないことを伝えておくと、理解を得られるのでトラブルを避けやすいです。
また、知らない人がしつこくてなかなか帰ってくれない時は、110番をしても問題ないとも伝えておきましょう。
■電話がきた時
電話対応も基本的には子供しかいない時はしないのが無難です。
ただ、携帯電話を持っていない家庭だと、急用があった時に家の電話で連絡をすることもあるでしょう。
そのため、電話を留守電モードにしておき、親や祖父母など親戚だった時だけ対応するというルールを決めるとトラブルを避けられます。
また、キッズスマホを持っているなら、基本的には家の電話には出ない、用事がある時はキッズスマホに連絡するというルールを決めるのもおすすめです。
■不審者が侵入してきた時
不審者が侵入してきた時は通報する前にまず家から出て大人に助けを求めることが大切です。
したがって、できる限り普段から近所の人と積極的にコミュニケーションをとり、助けを求めやすい環境を作っておきましょう。
コンビニなど近所にあるすぐに駆け込めるお店を把握しておくことも対策になります。
また、不審者が入ってきた時、玄関から逃げられるとは限りません。
そのため、家に不審者が入ってきた時の逃げ道も親子で事前に確認しておきましょう。
■災害時
日本は地震大国であり、大きな地震に見舞われてしまう可能性は高いです。
そこでお留守番中に大きな地震に遭ってしまった時は頭を守ることを最優先することをきちんと伝えておきましょう。
子供だとまだ身体が小さく、頭だけでなく身体もしっかり守れるような場所は多いです。
事前に家族で災害時に隠れるような場所を確認し、子供がすぐに自分を守るための行動をとれるように準備しておくとよいです。
また、火災の場合はまず家から出たうえで通報することが大切です。
万が一子供の不注意で火災になってしまった時もまず自分でどうにかしようとするのではなく、通報することを優先するように伝えましょう。
ただ、災害時は家族間で連絡が取れなくなることも多いものです。
そのため、キッズスマホを持たせている家庭はお留守番をしている時は基本的にポケットの中にスマホを入れておくことを徹底しましょう。
また、持たせていない家庭も親の連絡先が書かれたものを肌身離さず持たせ、緊急時に連絡が取れるようにしましょう。
■体調が悪くなった時
体調が悪くなった時はワンプッシュで親のスマホの連絡ができるようにしておくと、スムーズです。
したがって、キッズスマホや家の電話に連絡先を登録しておきましょう。
しかし、命に係わるレベルの体調不良に見舞われてしまうこともあります。
そんな時は遠慮せずに119番にかけて良いことを伝えておきましょう。
■いざという時の相談先
家の中でちょっとしたトラブルが起こってしまったけれどもどうすれば良いかわからなくなってしまった場合、子供はパニックを起こして悪い選択肢を選んでしまうことも少なくありません。
そんな時に備えて、判断を仰げる大人の連絡先を決めておけば、トラブルを防げます。
家の電話の前など分かりやすい場所に親の連絡先や職場の連絡先が書かれた紙を貼っておけば対策になるので、子供が普段から交流を持っている人の連絡先をまとめた紙を準備しましょう。
子供のお留守番は徹底した対策を! 補助鍵をつけるならカギ本舗にご相談下さい
子供だけでのお留守番は心配事が尽きないでしょう。
そのため、日頃から家庭で万が一の時を想定した対策を話し合うことが大切です。
ここで紹介した対策を実践し、子供だけでお留守番をする時のトラブルを最小限に抑える事が出来れば幸いです。
子供は大人と違い、危機意識が希薄で楽観的です。
失敗もしますが、ちゃんとできた時に褒めてあげると、やる気に繋がるようです。
最後にカギ本舗では、補助錠の取り付けや、防犯性能の高い鍵への交換等、多くの実績があります。
安全のための鍵の取り換え、補助鍵の取り着けを考えている時には、是非お問い合わせ下さい。
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