
県庁所在地として長い歴史を持つ前橋市では、鍵開けや鍵交換といった問い合わせが多い理由として車社会という原状が挙げられます。鍵屋として呼ばれる時には車のインドアロックにより自宅へ入れなくなかったといった依頼がありますが、鍵開け時に防犯に関する相談を受けることが多いです。では、前橋市ではどのような防犯相談が多い傾向にあるのでしょうか。
前橋市の防犯傾向
群馬県の認知件数自体は2004年頃を堺に減少傾向にあるものの、県庁所在地として知られる前橋市では依然として窃盗犯の認知件数が多いままとなっています。前橋市の犯罪発生件数は年間4,000件前後となっていますが、防犯対策が不十分だったために発生している強盗事案も含まれている原状です。市街地を中心として郊外には高級住宅地が立ち並ぶことから、一見するとお金持ちが多く住む中心部に近い所で窃盗事件が多くなると思われがちです。しかし、原状は郊外に立ち並ぶ新興住宅地での空き巣被害が続いている原状があり、背景として共働きに伴い平日昼間に留守となる戸建て住宅が多い傾向にあります。
そこで、築年数が経過した戸建てに対しては従来よりの防犯対策として行われてきた、防犯性能の高い鍵への交換が前橋市中心部に近いエリアには有効な方法です。新興住宅地では不在時の侵入対策こそが求められます。このため、防犯カメラのような、防犯性の高い家であるというアピールと防犯性能の高い鍵のセットといった複合的な組み合わせで窃盗犯の侵入を予め防ぐことが求められているわけです。共働き世帯では小学生以下の児童が誰も居ない家に帰宅することが想定されるからこそ、窃盗犯を未然に防いで結果的に子供の安全を確保するといった高い防犯対策が求められています。
前橋市の防犯情報を知りたい
前橋市では、「前橋市安全で安心なまちづくり推進条例」に基づき防犯対策として地域全体で防犯に取り組んでいます。防犯ボランティア団体として「まちの安全ひろげたい」が活動しており、「まちの安全ひろメール」に登録するだけで防犯情報が確認できる仕組みがあります。不審者情報や行方不明者情報といった ”身近な所で発生した防犯情報” をリアルタイムで前橋市民へ届けることができるので、防犯ボランティアにより自主的なパトロールを促せるわけです。前橋市は自治会組織が近隣市町村よりも充実した傾向にあることから、スピーカーによる防災無線に頼らない、人のネットワークによる防犯意識が高くなっています。自宅を守るための防犯システムだけでなく、実際に住んでいる人の防犯意識がしつかりしているからこそ、県庁所在地の割に犯罪件数が低く抑えられていると考えられます。
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