鍵のプロから見たキュリオ(Qrio Lock)の便利なところ/【カギ本舗】はキュリオについても実績多数
【目次】
最近、電子錠をよく見かけるようになりました。しかし、本格的な電子錠を採用する時は、扉や壁の電気配線工事などが発生しなかなか大がかりになりがちです。そのため、自宅に採用するにはハードルが高い傾向にあります。しかし、近年は便利なスマートロックが多数商品化されてきています。その中でも、特に注目を集めているキュリオロックについてご説明いたします。
キュリオ(Qrio Lock)とは
キュリオ(Qrio Lock)には、「スマホが自宅の鍵になる」「サムターンに設置して使う」「ハンズフリーで近づいただけで鍵を開ける」「オートロック機能搭載」の大きく分けて4つの特徴があります。なお、キュリオ(Qrio Lock)は最新のQrio Q-SL2を指すものとし、この先の説明では「Qrio Lock」で統一して説明していきます。
■スマホが自宅のカギになる
Qrio Lockは、スマートフォンで鍵を操作することのできるスマートロックです。Qrio Lockの使用には、Qrio Lock本体と専用アプリ、取りつけるドアが必要になります。Qrio Lockは、ドアについているサムターンに設置して使用します。サムターンとは、ドアの室内側にあるカギの開け閉めを行うためのつまみのことです。設置には大掛かりな工事は必要なく、付属の両面テープを用いるだけで設置することができます。両面テープははがれにくく、あと残りしにくいものを使用しています。もともとついているドアのサムターンに後付けして設置するため、そのための鍵交換や穴あけの必要もありません。そのため、家財を傷つける心配もなく、賃貸住宅でも使用することが可能です。また、オプションパーツを使うことで、さまざまなドア環境に対応することができます。Qrio Lockは簡単に設置することができ、様々なドアに対応できるスマートロックとなっています。
Qrio Lockは、ドアに近づくだけで鍵を自動で解錠してくれます。スマートフォンを出さなくても問題ありません。Qrio Lockのハンズフリー解錠には様々な機能が働いています。まず、Qrio Lock本体の位置情報を取得し、専用アプリと連携します。この位置情報は利用しているスマートフォンにのみ保存されるので、他者に漏れることはありません。次に、Qrio Lock利用者の在宅エリアを登録します。これは、最初のQrio Lock本体の位置情報を取得した時点で行われ、取得した位置情報から半径100m圏内が在宅エリアとして登録されます。この2つの位置・エリア情報の組み合わせがハンズフリー解錠を便利なものにしています。例えば、Qrio Lock利用者が在宅中に、家の内側からQrio Lockに近づいたとします。すると、家の中にいるのにハンズフリー解錠が機能してしまい、勝手に鍵が開いてしまうのです。これを防ぐためにエリア情報が登録されています。Qrio Lock利用者がエリア情報圏外から一度出て、そのあとにエリア情報圏内に再び入ってきた場合にのみ、ハンズフリー解錠が機能するようになっているのです。これにより、誤作動の無いハンズフリー解錠を実現しています。
Qrio Lockには、オートロック機能がついています。使用方法は、Qrio Lockの開閉センサーにドアの開閉位置を初期設定するだけです。Qrio Lockの開閉センサーは、ドアが少しでも開いていれば、開いた状態と認識します。完全にドアが閉まらない限り、ドアが閉じたと認識されない仕様になっています。Qrio Lockは、ドアが閉じたことを認識すると、すぐに鍵が閉まる仕組みです。そのため、鍵が閉まるまで待つ時間が短く、ストレスなくスムーズに外出できます。また、ゴミ捨てなど短時間の外出のために、オートロック機能を一時停止する機能も備えられています。
他にも、スマートフォンを使わずにQrio Lockを開け閉めすることのできるQrio Keyや、設置することで専用アプリの機能を拡張できるQrio Hubなど別売りのアタッチメントもあります。そのため、Qrio Lockにもともとついている機能の他に、アタッチメントで機能を拡張することで、より使いやすくカスタマイズすることが可能です。
キュリオの欠点をあえてあげるなら
便利なQrio Lockですが、あえて欠点をあげてみます。それは、「電池が切れること」「両面テープでの設置」「鍵やスマホを持たずに家を出ると締め出されること」の3点です。ここでは、3つの欠点とそのための対策を紹介します。
■電池が切れること
Qrio Lockは、2本のリチウム電池で稼働しています。そのため、電池切れによって急に使えなくなることもあり得ます。しかし、Qrio Lockはその対策に、予備電力としてさらにもう2本の電池を入れることが可能です。仮に、主電力として使っていた方の電池が切れたとしても、予備電力として入れておいた方の電池に切り替わります。これにより、電池切れによってQrio Lockが使えなくなるリスクを防ぐことができます。また、Qrio Lockには、入れている4本の電池のうち2本が切れると、専用アプリに通知を入れる機能がついています。そのため、電池が切れたこともすぐに知ることができるのです。そのため、電池が切れてQrio Lockが使えなくなってしまうか否かは、利用者が電池の管理をちゃんとしているかどうかが重要です。Qrio Lockがしっかり電池切れを通知したとしても、それを受けた利用者が電池を交換するかどうかはわかりません。利用者が通知を無視して電池を替えないことが、Qrio Lockが電池切れによって使えなくなる最大の要因といえるのです。したがって、電池切れによって使用できないリスクを極限まで下げるため、利用者はQrio Lockから電池切れの通知が来たら、すぐに電池を替えるよう心がけましょう。
Qrio Lockは、もともとついているドアのサムターンに後付けすることで利用できます。そして、Qrio Lockの設置は、付属の両面テープの使用による設置です。そのため、ドアの材質によっては両面テープと相性が悪く、設置できないことがあります。具体的には、ドアの表面に剥げやすい塗装がされていたり、ドア自体の老朽化で両面テープの接着に耐えられない場合等が挙げられます。他にも、星形などの特殊な形状のつまみや、つまみ周辺にQrio Lockを設置するためのスペースが無い場合や、つまみを回す角度が90度以上の場合も設置できません。しかし、別売りのアタッチメントを使うことで対応可能な種類のドアも存在します。そのため、Qrio Lockを購入する前に、設置する扉の材質や、つまみの形状、鍵の周辺状況を事前に調べることが重要です。Qrio Lockのホームページには、対応可能の鍵・ドアノブの形状の一覧を見ることができます。これらの情報も利用して、Qrio Lockを購入する前に、ドアとの相性を確かめるようにしましょう。
■鍵やスマホを持たずに家を出ると締め出されること
Qrio Lockには、オートロック機能があります。そのため、鍵やスマートフォンを持たずに外出すると、締め出されてしまうリスクがあります。しかし、Qrio Lockにはオートロック機能を一時停止できる機能があります。オートロックの一時停止は、鍵のつまみを解錠→施錠→解錠の順で回すことで作動できます。Qrio LockのLEDが緑に光ってブザーが鳴ったら、オートロックの機能が一時停止した合図です。この機能を使えば、ゴミ出しや近場のコンビニに行くなどの短時間の外出による締め出しを防ぐことが可能です。しかし、鍵のつまみで特殊な操作を行う手間があり、これが面倒に感じる場合があります。また、わずかな時間しか外出しない場合でも、他者に侵入されるリスクがなくなるわけではありません。そのため、防犯のことを考え、短時間の外出だったとしても、鍵かスマートフォンを持ち出す癖をつけましょう。
キュリオの拡張アイテムでもっと便利に
Qrio Lockは、拡張アイテムを用いることで、より便利に使うことができます。ここでは、Qrio Lockの拡張アイテムとして代表的な「Qrio Hub」と「Qrio Key」について紹介します。
■Qrio Hub
Qrio Hubは、使用することで、Qrio Lockの専用アプリの機能をより拡張して使うことのできるアイテムです。使い方は、Qrio Lock本体と近い位置のコンセントに挿して、専用アプリから連携して、初期設定を行うだけです。Qrio Hubによって可能になることの最大の特徴は、Qrio Lockの遠隔操作です。Qrio Hubを使用することで、Qrio Lockを遠隔で開閉できるようになります。
また、鍵をかけ忘れたかどうかを、専用アプリで確認することも可能です。そのため、戸締りを確認して、鍵が閉まっていなかったとしても、遠隔操作ですぐに鍵を閉めることができます。逆に、家に誰もいないときに親族などの知り合いが来てしまったときには、遠隔で鍵を開けて、家の中に招くことも可能です。
Qrio Hubを使うことで、Qrio Lockの操作履歴を専用アプリに通知することができます。この操作履歴の情報には、鍵がいつ開け閉めされたかの情報に加え、誰が開け閉めしたかの情報も含まれています。そのため、家族の外出・帰宅時間も遠隔で知ることができるのです。他にも、操作履歴を見ることで、家族にトラブルが起こったことを、早い段階で知ることもできます。例えば、家族の中に不自然に帰りが遅い人がいたとしても、Qrio Hubの機能でQrio Lockの操作履歴を見ることで、異常を察知することができます。異常が察知できれば、その人に確認の連絡を入れるなど、具体的なアクションに繋げられます。Qrio Hubは、家族の安全を、あらかじめ察知できる機能として使うこともできるのです。
このように、Qrio Hubには、専用アプリの機能を大きく拡張し、より使いやすくする機能が揃っています。よく鍵を閉め忘れたり、家族の動向を知りたいと思っている人にはおススメです。
Qrio Keyは、ボタン操作で誰でも使うことのできる、Qrio Lock専用のリモコンキー型アイテムです。設定方法は、他のQrio Lock登録者の専用アプリから登録するだけで、使えるようになります。
操作するボタンはシンプルで、鍵を開けるボタンと閉めるボタンの2つだけです。そのため、機械に弱い人でも直感的に操作することができます。
また、小さなお子様など、スマホを持っていない人でも、Qrio Keyを使うことで、Qrio Lockを開閉することが可能です。
Qrio Keyはコイン型リチウム電池で動いています。電池が切れそうなときは、2つのボタンを同時に押した後にLEDが5秒間点滅することで知らせてくれる仕組みです。Qrio Keyは、仮になくしてしまったとしても、他の登録者のスマートフォンから鍵の権限をリセットできます。そのため、拾ったQrio Keyで家に侵入されるリスクを抑えることができます。
しかし、注意点として、Qrio Keyに対応している機種はQrio Q-SL2のみです。そのため、それ以下のバージョンのQrio Lockでは使えません。また、Qrio Keyはハンズフリー解錠には対応していないため、注意が必要でしょう。他にも、Qrio Keyは、1つのQrio Lockとしか連携できない特徴があります。仮に、家に別々のQrio Lockがあったとしても、1つのQrio Keyで開閉できるのは、1つのQrio Lockだけとなります。そのため、専用アプリと異なり、1つのQrio Keyに複数のQrio Lockの鍵を登録することは不可能です。しかし、Qrio Keyは、スマートフォンよりも安く購入することができます。そのため、スマートフォンを持っていない家族にQrio Lockの鍵を渡すなら、Qrio Keyを買うことで安くそろえることが可能です。
他にも、Qrio keyはスマートフォンの電池が切れた時のバックアップとして使用することもできます。また、なくしたとしても鍵の権限をリセットできるので、よく鍵をなくす人にもおススメです。
Qrio Lockを悔いなく取り付けるなら、カギ本舗の利用がオススメ!
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